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10月7日(土)~10月22日(日)まで開催している『ONE PIECE 20th×KYOTO 京都麦わら道中記~もうひとつのワノ国~』。人気漫画『ONE PIECE』と京都がコラボレーションし、京都の名所に散らばった麦わらの一味を探索しながら、その歴史や文化を感じることができる体験型観光イベントです。
大政奉還から150年の節目を迎える二条城では、フランキーが開発したARガイドを使い、考古学者ロビンと二の丸御殿内を探索できる『ロビン&フランキー 二条城歴史ARツアー』が開催中。京都まで足を運ぶのは難しいという人のために、体験レポートをお届けします。
ARツアーに参加するには、二条城東大手門前に設置された特設テントで当日分の体験申し込みを行います。二条城の拝観料(一般600円、中学生・高校生350円、小学生200円)と、二条城への特別寄付金500円が必要です。
筆者が訪れた日曜日には、申し込み開始となる朝8時の段階で長い行列が。1時間ほどでその日の予約分が完売してしまいました。最終週の土日に参加予定の人は要注意です。混雑状況は公式『Twitter』(@ONEPIECE_Kyoto)をチェックしましょう。
【二条城×ロビン&フランキー】本日分のARツアー完売しましたが、城外東大手門・受付テントにてスタンプ、城内ではAR記念撮影サービスを行っております。 #京都麦わら道中記
—京都 麦わら道中記【公式】 (@ONEPIECE_Kyoto) 2017年10月15日
予約した時間に集合場所を訪れ、ツアーの注意事項を聞いたらいよいよ二の丸御殿へ。海賊旗がデザインされたフランキーカラーの端末が渡されます。深い歴史が刻まれた二条城に感動したロビンがフランキーに相談したことから、このARガイドが開発されたそうですよ(使用しているスマートフォン端末は『Lenovo PHAB2 Pro』)。端末は同時に最大2人まで利用可能です。
起動した端末を見てみると、ディスプレイにはフランキーとロビンの姿が。搭載されたカメラでかざした空間に、ごく自然に存在しています。ん~スーパー!
御殿内は撮影できなかったのですが、フランキーとは入り口でお別れ。ロビン曰く、大きなカラダで歴史的建造物を破壊してしまう恐れがあるからとのこと。確かに!
その後は、「こっちよ、ちゃんとついてきて」と先導するロビンの後をついて御殿内を巡ります。ついついディスプレイ越しにロビンの姿ばかり追いかけてしまうのですが、15代将軍・慶喜が大政奉還を発表した歴史的な大広間や、美しいふすま絵などもじっくり鑑賞しましょう。博識のロビンがその部屋ごとの作りや見所を音声解説してくれ、歴史に関連する資料や絵画をディスプレイに表示してくれます。なぜかロビンの声だと知識がスラスラ頭に入っていく気がしました。
立ち入り禁止の部屋にずかずかと足を踏み入れるロビンの姿はかなりシュール。ふすま絵に描かれた豹(ひょう)の絵にかけてとあるキャラクターに言及したり、たまに『ONE PIECE』の作中ネタをぶっこんでくるのがファンにとって嬉しいポイントです。
また、大政奉還を発表した際の将軍の視点を360度映像で楽しむことができたり、ARツアーならではの特典も満載です。天下を治めた将軍が見ていた景色……非常に貴重な体験でした。
ARツアーは順路の折り返し地点まで、20分ほどで終了します。復路はロビンに教えてもらったことを思い出しながら、ゆっくり観察して帰りました。歴史に興味がなかった人でも親しみやすく、家族連れでも楽しいツアー内容となっているので、ぜひ期間延長を希望したいところです。
二条城の他にも様々な名所で『ONE PIECE』とコラボしたイベントが開催されています。京都市中を巡るスタンプラリーも開催されており、全8か所に散らばった麦わらの一味の足取りを辿ることで、自然と京都の名所を観光できる仕組みになっています。
スタンプラリーの台紙は京都駅ビルや京都市役所などでゲットできます。
京都駅ビルはルフィとコラボしており、巨大単行本のオブジェや、ルフィの等身大フィギュア、ルフィのスタンプなどが設置されていました。ちなみに、二条城ではロビンとフランキーのスタンプを押すことができます。
この機会に、京都観光しながら『ONE PIECE』連載20周年を祝ってみては。
『ONE PIECE 20th×KYOTO 京都麦わら道中記~もうひとつのワノ国~』特設サイト:
https://sp.shonenjump.com/j/op-20th-anniv/article/page_18.html