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サンリオの音楽・バンドをテーマとしたキャラクタープロジェクト『SHOW BY ROCK!!』を原作としたLive Musical『「SHOW BY ROCK!!」―深淵のCrossAmbivalence―』が10月19日より上演。今回の公演には、新バンド“忍迅雷音”が初参戦!
“忍迅雷音”は、「未来からタイムスリップしてやってきた、サイバー忍者バンド」。嵐(Vo+Gt)役・辻 諒さん、朧(Gt)役・井阪郁巳さん、燐(B)役・高橋健介さん、神威(D)役・赤澤遼太郎さんにインタビュー!
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インタビューを行った時点では、まだ稽古には入ったばかりという4人ですが、出来上がったバンドビジュアルを前にすぐに話が盛り上がったり、この日の赤澤さんの帽子をいじったりと、すでに仲の良い雰囲気が伝わってくるメンバー。
――忍迅雷音はミュージカル初参戦ということで、バンドの紹介をお願いします。
高橋:はい、そこはリーダーの朧から!
井阪:忍迅雷音は未来から来たサイバー忍者バンドということで、その名の通り、全員忍者です。アニメなどでも急に現れていつの間にか去っていたりする、本当に忍者のように風の如く、この舞台でも現れては消えて、いきなりライブして、という他にはない個性派バンドです。
――それぞれのキャラクターと担当パートも教えてください。
辻:ヴォーカルとギターを担当します、嵐役の辻諒です。忍者の中でもシバイヌ族です。やんちゃでメンバーの中では弟的な存在です。
高橋:ベースを担当します、燐役の高橋健介です。特徴はやっぱりおっぱいが大きいところですね。忍迅雷音の紅一点です。
――くのいちを演じると聞いた時はどう思われましたか?
高橋:話を最初に聞いたときは、新しい境地だと思いました。新しいチャレンジの中に求められていることがあると思うので、しっかり違和感なく成立させたいという気持ちが一番にあります。お芝居を頑張りたいのはもちろんですが、まずはキャラとしてきちんと成立させたいです。
赤澤:ドラムを担当します、神威役の赤澤遼太郎です。僕も忍マシーンという設定なので、はじめにお話をいただいたとき、「マシーンか」と思って。僕は元々ガタイがいいんですけど、以前ラジオで「ガタイがいいから、いつかガンダムみたいな役がくるといいね」って言われたことがあったので、念願叶いましたね!
高橋:確かに! もう死ねるね。
赤澤:いや、まだ夢ある、死ねない! あと80年生きたいです!(笑)
辻:けっこう生きるね(笑)。
赤澤:図太く100歳まで生きたい(笑)。でも、忍マシーンは健介くんと同じように新境地なのですごく楽しみです。神威は忍マシーンだけど、原作ではみんなからとても頼られているんですよ。だから、某国民的アニメのロボットみたいに愛されたいなって思います。
井阪:ギターを担当します、朧役の井阪郁巳です。朧はリーダーで鬼なんです。嵐には兄貴のように厳しく接したり、しっかりしているイメージですが、意外とおっちょこちょいな部分が原作にはあるキャラです。
――衣装も豪華ですが、着た感想を教えてください。
赤澤:僕と健介くんは衝撃的ですよね。
高橋:率直な感想は、胸が大きい人って足元が本当に見えないんだなと思いました。
赤澤:神威は一度着たらなかなか脱げないってのはあります。トイレも行けないし、一人じゃ絶対着れないんですよ。なかなか大変ですね。歩いてるときに「ジャキーンッ!ジャキーンッ!」って効果音が聞こえてきそうな感じです。
――その状態でドラムを叩くのは大変そうですね。
赤澤:ちょっと怖いですね。早くドラムと仲良くなって、神威の衣装で叩けるようになるといいです。あと、胸の中心にあるパーツが光るんです! そこが自慢ポイントですね。
井阪:僕はマスクをつけて舞台をやったことがないので、そこがポイントですね。写真だとスマートに見えますけど、生で見ると、僕もけっこう衣装の横幅が大きいんですよ。
赤澤:だから生で見るとお客さんも印象が違うと思います。みんな肩幅が広いんだよね。
井阪:迫力はすごいと思います。
高橋:嵐の背中の手裏剣もね。この手裏剣は飛ばすんですか?
辻:これは毎公演、客席にプレゼント……は、できないかな(笑)。
――忍迅雷音は、今回のミュージカルでどのように登場するのでしょうか?
高橋:メインのストーリー軸があって、そこに「あれ?全然違うやつが来たけど……」って現れたと思ったら「散ッ!」ていなくなるみたいな。
赤澤:ライブを開始するときに「散ッ!」て散っちゃうんですよね(笑)。
辻:そうですね、メイン軸とは別に僕らは僕らで動くことになるかもしれないです。
井阪:神威が使う「時空移動の術」がどう関わってくるか……という感じです。
高橋:いわゆる、戦隊ヒーローの追加戦士でみんなと一緒に行動しないパターンのやつですね。ちょっと助けて他の敵と戦ってまた現れるみたいな。だから、もしかしたらお客さんは瞬きしていたら俺たちが見えないかもしれない(笑)。集中して観ていないと。
井阪:ちょっと気を抜いていたらね。僕たちも忍者として行動している目的がバレないように素早く行動するので。
――初演の際は楽曲を披露しないバンドもありましたが、忍迅雷音は楽曲を披露するのでしょうか?
井阪:披露します、そこが最大の見せ場です!
赤澤:ライブはあるので楽しみにしていてほしいです。
バンド稽古には入っているものの、今まで楽器の経験はなかったという4人。
――バンド稽古をやってみて大変ですか?
高橋:しんどいですね。まず、ベースとギターの違いとは?から入ったので。同じ形じゃん!みたいな。あとベースはギターのメロディーより聴き取りにくいので、「あれ?今ベースどこで鳴ってた?」と思うことがあるので、今はベースと仲良くなるところからやっている最中です。
井阪:楽器をやってみて、今まで聴こえなかった音が聴こえるようになりました。
赤澤:それ、わかる!
井阪:諒さんは同じギターですけど、やっぱり音楽センスが優れていますね。最初から僕が聴き取れないギターの音を聴いているんですよ。
辻:ライブ活動とかはしているので。
高橋:その時は完全にヴォーカルなんですか?
辻:ヴォーカル。楽器はやったことなかったんですけど、曲を聴くのは慣れてるんです。
井阪:同時に始めたのに、やっぱり諒さんは上達が早いです。
――前作の公演をご覧になっていかがでしたか?
赤澤:5月のLIVE公演はDVDで観たんですが、もう本当にアーティストのライブのようでした。生バンドみたいでお客さんの熱や演じている役者さんの熱が映像だけでもすごく伝わってきました。シンガンクリムゾンズ、トライクロニカ、アルカレアファクト、それぞれ違う色があって、そこで僕たち忍迅雷音がどういうライブをしたら一番お客さんのニーズと合うのかなって考えましたね。ファンのシュラライザーをどう盛り上げるか。
井阪:忍迅雷音のファンのことを公式でシュラライザーって言うことになったんです。対バンだから他のバンドと盛り上げ方も違う方がいいなとは思っています。先日、イベントで輝馬さんから前回のアドリブやハプニング集を見せてもらって。衣装を逆に着てしまった「リバーシブル事件」とか(笑)。そういうアドリブも生ならではで楽しいなと思いますね。
――忍迅雷音は他のバンドと絡む場面はあるんですか?
赤澤:一応全部のバンドとの絡みはあると思います。
高橋:全部のバンドに茶々を入れて「散ッ!」って捌けていく感じだよね(笑)。
――シンガンメンバーはけっこうアドリブ慣れされているので、何か仕掛けられることもあるかもしれませんね。
井阪:そしたらもう「散ッ!」ですよ!
赤澤:まぁ僕たちも忍の里でいろいろ学んでるからね。
――まだ本読みされた段階ということですが、他のキャストさんの印象はいかがでしたか?
高橋:セレン役の板垣李光人くんが可愛かった! 初めてお会いしたんですけど、女の子みたいな声しているから、ずっと「あの子いくつ?」って隣の郁巳に聞いていました。そしたらちゃんと教えてくれて、やっぱりリーダーだなって。16歳の李光人くんが一番印象に残ってますね。
井阪:でも、みなさん本当に優しいオーラが出まくっていて、安心しました。
赤澤:ピリピリとかいう雰囲気は一切なくてね。
辻:元々やっていた中に、新キャストとして僕らが入っていったけど、全然変な感じはなかった。
井阪:僕は米原さんを見て「バリイケメンやな、ウソやろ?」ってずっと言ってました(笑)。優しいオーラ半端ないし。
赤澤:隣で言ってたね(笑)。兄貴肌だし、優しいオーラはすごい。
井阪:これからみんなでガンガン質問とかしに行って、一緒にごはんに行きたいです。
――現段階で、何かアドバイスをいただいたことはありますか?
井阪:同じギターの輝馬さんに、「どうしたら良いですか?」って聞いたら、「別に真似しなくていい。勘とフィーリング」って言われました。やっぱり毎公演ごとに違うらしくて。
赤澤:バンドの盛り上がりや先輩方の熱がすごいから、それに負けないようにと。それぞれのバンドがお客さんを取り合うというか、誰が一番盛り上がるかの勝負みたいになるらしいので。
井阪:そこがいいよね! 「お前たちを俺らは喰うよ」って言われました。稽古場から対バンらしいです。
高橋:じゃあ逆にうちは謙虚に行こうよ。全部がガチでグイグイいくとお腹いっぱいになっちゃうから(笑)。箸休めみたいな。
辻:全然箸休めのビジュアルじゃないんだよな~(笑)。
井阪:あと客降りも降りたいタイミングで自由にしたって言ってましたよ!
赤澤:アドリブで客降りとかしているらしくて、だから僕もドラムを持ちながら客席降りたいな(笑)。
――辻さんはヴォーカルとして、どんなパフォーマンスをしたいですか?
辻:それはまだこれからですね。立ち位置がどの場所で、どういう風にマイクを使うのかなどもこれから決まるので。あと他のバンドがどんな感じなのかは見たいですね。なんとか出し抜きたいなとは思っているので、これから作っていくパフォーマンスに乞うご期待です!
――すでにとても仲が良さそうですが。
辻:そうですね、だいぶ仲は良いと思います。バランスも良いですし。ビジュアル撮影が終わって1回取材したときから、もうみんな打ち解けていました。だからすごい良かったな、って安心もしています。それが舞台の中でも活きてくると思うので、忍迅雷音に注目していただければと思います。
赤澤:単純に、このメンバーで良かったとは思いますね。バンドなのでチームワークは大事だし、観ている側からしたら、パフォーマンスをしているときに、この人たちは仲が良い・悪いというのはすぐに見えてしまうと思うので。それは演出的なものではなく、その人たちが醸し出す空気感ですぐに気づかれてしまうものだと思います。だからこうやって気が合って楽しくなりそうだなって思えるのは、純粋に素敵なことだし、これからが楽しみですね。
高橋:元々、郁巳とはこの前共演していて、たろう(赤澤さん)と郁巳も共演しているし、諒さんは今回初めてですけど、他の共通の関わりもあったので、すぐに仲良くなれました。この仲の良さを出しつつも、舞台上では忍迅雷音として仲が良いというのを見せたいと思います。
井阪:僕はバンドだとリーダーですが、健介くんには前の舞台のときにけっこういじられていたので、グイグイ引っ張るリーダーというよりは、みんなと仲良く、ちゃんと締めるところは締めて、切り替えができるチームになっていければいいですね。
――最後に意気込みとメッセージをお願いします!
辻:ヴォーカルとしてみんなと力を合わせつつ、『SHOWBY ROCK!!』というカンパニーに新しく参加するバンドの忍迅雷音が良いスパイスになるよう、メンバー4人でとブチかましていきたいなと思っています。
高橋:新しいバンドということで、みなさん少し戸惑いなどあるかもしれませんが、忍者らしく忍びつつも、みなさんにしっかりと楽しいライブをお届けできるように頑張っていきたいと思います。ぜひ、応援していてください。
井阪:僕はおっとりした昔の歌が好きで昭和歌謡を聴いていた人間なので、これまで全然バンドやロックに触れてこなかったんです。でも、この作品に出会ってからバンドの曲を聴くようになって。今ではONE OK ROCKにハマったり、自分を変えた、自分の新たな一面を作り出してくれた作品になりました。バンドの曲もあまり聴かない人にも、この舞台に来てもらってロックの魅力を伝えられたら嬉しいです。
赤澤:今回、忍マシーンという人間ではない役をやらせていただくんですが、今後こういった役はあまりやる機会がないと思うので、良い経験をさせてもらって、お客さんに神威をより好きになってもらうことを目標にやっていきたいです。今回、『SHOW BY ROCK!!』の現場は素敵な先輩方がたくさんいらっしゃるので、その人たちから吸収できることは吸収して、お客さんに「来てよかったな、すごく良い作品だったな」って心に残ってもらえるような、熱くて観終わった後にハッピーな気持ちになれる作品になるように頑張りたいと思います。
――ありがとうございました!
Live Musical『「SHOWBY ROCK!!」―深淵のCrossAmbivalence―』は10月19日よりAiiA 2.5 Theater Tokyoにて上演。
初日は、忍迅雷音メンバーも参加するお見送り、10月21日、28日の夜公演は忍迅雷音のバンドミーティング“手裏剣ナイト”と、キャストの魅力を楽しめる企画が用意されています。
さらに! 「深淵のCrossクッキーパーティー」の開催も決定! それぞれのバンドメンバーがお茶会を楽しむアフターイベント。10月22日の昼公演が忍迅雷音の「忍法!ライトニングクッキーお茶会でござる!の巻」となっています。
また明日より、ガジェット通信の撮り下ろしグラビア企画『ガジェット男子』に忍迅雷音キャストが登場! みんなのドキッとする表情を楽しんでください!
※ガジェット通信とOtajoは姉妹サイトです。
Live Musical「SHOWBY ROCK!!」:
http://showbyrock-musical.com/
公式Twitter:@LMSB69 (https://twitter.com/LMSB69)
[撮影:周二郎探検隊]
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