8月4日より全国公開された映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』。言わずと知れた荒木飛呂彦氏による同名漫画の実写化だが、シリーズ累計発行部数1億部超えの人気原作に反して、公開1週目の全国週末興行成績(興行通信社提供)では初登場5位という結果に。


公開1週目は『怪盗グルーのミニオン大脱走』、2週目は『スパイダーマン:ホームカミング』など強力なライバルがいたのは確かだが、配給としては見込みが外れた結果だったのだろう。本編映像を続々と解禁するプロモーションに打って出ると、ついに映画の冒頭約13分間を公開するに至った。予告編などを除いた本編映像だけを数えても計10本。これはプロモーションとして吉と出るのか凶と出るのか……。ひとまず、物語の時系列に沿って整理してみよう。


(以下、公式が解禁している情報なのでネタバレとは言わないかもしれないが、新鮮な気持ちで映画を楽しみたい人はまず劇場へどうぞ)


映画『ジョジョの奇妙な冒険』オープニングタイトル(YouTube)

https://youtu.be/J35PZ7pkJ3o




アニメ版に近いビビッドな色使いに、マーティ・フリードマン提供の楽曲がクールなオープニング。「スタンドの矢」が登場することも暗示されている。


映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』本編映像13分(YouTube)

https://youtu.be/68wL0e8JQhk




先ほどのオープニンタイトルを含む冒頭13分の映像。広瀬康一(神木隆之介)は杜王町に引っ越してきたばかりで、ナレーション(心の声)も駆使し、狂言回し的な立ち位置となっている。


町で起こる連続変死事件をチラつかせつつ、不良相手に“不思議な能力”を発動する東方仗助(山﨑賢人)、康一を特別に気に掛ける山岸由花子(小松菜奈)、スタンドの存在や仗助の出自を説明する空条承太郎(伊勢谷友介)が登場。最後にはスタープラチナとクレイジー・ダイヤモンドのスタンドバトルも拝むことができる。映画向けの改変を加えながら、原作の冒頭部分をなぞっていることが分かる。


映画『ジョジョの奇妙な冒険』クレイジー・ダイヤモンドVSスタープラチナ(YouTube)

https://youtu.be/fJXsa2P6vBE




冒頭13分の続きをちょこっと。承太郎の「やかましいッ! 俺は女が騒ぐとムカつくんだッ!」も再現。


映画『ジョジョの奇妙な冒険』スタープラチナVSアクア・ネックレス(YouTube)

https://youtu.be/6JHI7qsNljQ




アンジェロ(山田孝之)のスタンド、アクア・ネックレスが仗助の口の中に飛び込もうとするのを、スタープラチナで時を止めて助ける承太郎。原作フォロワーであれば、仗助の自宅における攻防だと分かるだろう。


映画『ジョジョの奇妙な冒険』アンジェロが岩に!(YouTube)

https://youtu.be/iQ7195mCJKY




えッ! これも見せちゃうの? まぁ、アンジェロが出てくるってことは、そういうことだけど。


映画『ジョジョの奇妙な冒険』クレイジー・ダイヤモンドVSザ・ハンド(YouTube)

https://youtu.be/PShcBkPAtTw




アンジェロを倒した後は虹村兄弟との対決。虹村億泰(新田真剣佑)のザ・ハンドの能力が発動し、「立入禁止」看板の「入」の字を空間ごと削り取ってしまうのも原作通り。億泰がすごく億泰していてクオリティ高し。


映画『ジョジョの奇妙な冒険』康一がスタンド使いに!(YouTube)

https://youtu.be/NkC9QOs3v-Q




億泰の次は虹村形兆(岡田将生)が仗助たちの前に立ちはだかる。康一がスタンド能力に目覚め、卵からエコーズACT1が誕生。ちなみに、原作だと卵が割れるのは小林玉美戦の時だ。


映画『ジョジョの奇妙な冒険』クレイジー・ダイヤモンドVSバッド・カンパニー(YouTube)

https://youtu.be/jzz6Sc15s_M




バッド・カンパニーの猛攻撃をくらう仗助。形兆を倒す秘策はあるのか? クレイジー・ダイヤモンドに向かうミサイル2機はもしかして……?


映画『ジョジョの奇妙な冒険 』吉良吉影の“シアーハートアタック”も登場!

https://youtu.be/Mfc5GF0zSSY




虹村兄弟とのバトルがひと段落したところで、シアーハートアタックが仗助たちを襲う。吉良吉影スタンド能力キラークイーンの第二の爆弾だ。原作では音石明のレッド・ホット・チリ・ペッパーが襲ってくる場面のはず。


映画『ジョジョの奇妙な冒険』吉良吉影が暗躍している!?

https://youtu.be/JiVTdl-b1AA




全て3位を表彰したトロフィーや賞状、人体に関する書物が占める本棚、切った爪が保管された瓶、紙袋から出ている女性の美しい手…‥吉良吉影の登場を示唆する映像だ。


以上、映画向けの改変を加えつつ、概ね原作に沿った作りになっていることが分かるのではないだろうか。原作フォロワーの中には「これでお腹いっぱい」「だいたい物語は把握した」という人もいるかもしれないが、もし興味を持ったら劇場でその一部始終を確かめるとよいだろう。


映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』公式サイト:

jojo-movie.jp


(C)2017 映画「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」製作委員会

(C)LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社


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情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 ついに冒頭13分も公開! 映画『ジョジョ』本編映像を見せ過ぎで「原作フォロワーならだいたい物語が分かる」説