ジャイアン声優・木村昴の“母親エピソード”に拍手喝采「私がなりたい母親像」
7月7日放送の『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)に、アニメ『ドラえもん』(テレビ朝日系)のジャイアン役や『呪術廻戦』(TBS系)の東堂葵役、実写映画『リトル・マーメイド』の日本語吹替え版セバスチャン役などを務めている声優の木村昴(33)が出演。豪快な母親のエピソードを明かし、視聴者から称賛の声が集まっている。
2005年、当時中学生だった14歳で国民的アニメ『ドラえもん』の2代目ジャイアンの声優に決まった木村。ドイツ人でオペラ歌手だった父と日本人の母のもとに生まれ、7歳までドイツで育った後、家族で日本へ移住。それからは母が女手ひとつで木村と妹を育ててきたという。
そんな母のことを、木村は「めっちゃ怖かったですよ。ジャイアンのお母さんを想像していただけたら」と表現していたが、自身にとっては「一番の味方でいてくれる存在」だったという。
特に印象に残っているエピソードとして、木村は、母と妹と3人で電車の座席に座っていたときのことを話した。「結構混みあってきて、その時に僕の前に立っていたおじちゃんが心ない言葉を掛けてくるわけですよ」と切り出した木村は、目の前に立っていた男性から「「外国人のチビがなに偉そうに座ってんだよ」と言われたと回顧。
この出来事に対し、木村はうつむくことしかできなかったが、「母親はそれが許せなかったみたいで激昂したんです」「電車が(駅で)止まって扉が開いたときに、そのおじちゃんを引きずり降ろして」と、当時の様子を語った。木村の母は、その男性の理不尽極まりない言葉を、相手が謝るまで絶対に許さなかったという。
母親は「扉が閉まる寸前に一言、僕に『あと3駅だから。あと3駅行ったら降りるのよ』」と言い残し、自分はホームに残って相手とやりあっていたそうで、木村は「当時はめちゃくちゃ怖かったですけどね。母ちゃんがホームでめちゃくちゃケンカしてた」と当時の心境も吐露しつつ、「子どもの自分には、なかなか理解しがたくて、なんでそんな母ちゃんが怒ったかって理解できてなかったんですけど。そこまでして心ないことを言う人のことを許さなかった母ちゃんは、頼もしかったなって思います」と回顧していた。
この放送に視聴者からは「母は強いな……木村昴さんの母の教えや守るからって一番の味方でいてくれるのって凄いよね」「昴くんのママが素敵過ぎて、こちらがウルっとする……」「木村昴さんの母、私の理想だ。私がなりたい母親像。子どもの味方するって決めてる」との声が噴出。MCの中居も思わず感心する母親エピソードとなっていた。