鈴木エイト氏、岸田首相を名指し発言の旧統一教会・韓鶴子総裁に持論「日本の政治家を自分の下僕として認識」
7月7日放送の『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)では、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の韓鶴子(ハン・ハクチャ)総裁(80)の発言を取り上げ、日本の政治家とのつながりについて言及した。
安倍晋三元首相(享年67)が山上徹也被告(42)に銃撃された事件から明日で1年。この事件をきっかけに、旧統一教会と政治家、とりわけ自民党との癒着が明らかとなり、岸田文雄首相(65)は所属国会議員に対して、旧統一教会や関連団体との関係に関する点検を行い、昨年8月には党の基本方針として「関係を断つ」と明らかにしている。
こうしたことが影響を与えたのか、今年6月末に韓国で開かれた集会で韓総裁は、信者を前に「日本が第二次世界大戦の戦犯国家であるということ。原罪の国なのだ。ならば、被害を与えた国に賠償をしなければならない。日本は韓国のおかげで経済の大復興をなし得たことを忘れてはいけない」と強い口調で延べ、「日本の政治家たちは統一教会をどうしようとしている?苦しめているではないか。この道を歩んでいる。日本の政治はどうなる?滅びるしかないだろ!政治家たち、岸田に教育を受けに来いと伝えなさい」と、名指しで岸田首相を批判している。
これに対し、MCの宮根誠司氏(60)が「日本人は、韓国、いわゆる統一教会に献金をしなさいってことでしょ?」と問うと、旧統一教会問題に詳しいジャーナリストの鈴木エイト氏(55)も「そうとしか読み取れませんよね」「明らかに献金を正当化する発言にしか聞こえない」とコメント。
一方で、日本で旧統一教会へのバッシングが過熱していることについて、旧統一教会のHP(一部抜粋)に「今の日本の家庭連合に対するバッシングに対し警鐘を鳴らしている」「日本の現状では信教の自由は毀損され、そのことに対して韓鶴子総裁は『日本の政治は滅ぶしかないだろう』と心を痛めておられる」と掲載されていることについて、宮根氏は「こういうことを言うってことは、(日本の)政治家の人たちがどれほど結びついていたのだろう」と、改めて自民党と旧統一教会の関係性に言及。鈴木氏も「今まで韓鶴子総裁って、日本の政治家を自分のしもべ、かしづく存在として認識していた」とコメントしている。
この内容に、ネット上からも「結局、岸田氏同様に安倍氏も教祖に下僕扱い罵倒されてた訳で、教団の影響力を排除していかないと日本衰退の一因に成りかねない」「名指しされてるやん。岸田も手先なんか」「今の「政治家たち」って呼びかけは、どこの政治家に向けて言ってる訳?『岸田』に教育しろって、教育できるのはどの政治家なんだろう?」と疑問や批判の声が噴出。
いまだに解散命令が出されていないが、その背景にははやり旧統一教会と自民とのなかなか切れない深いつながりが影響しているのではないだろうか。