『水ダウ』突然すぎるジャーナリズム路線にネット騒然「なぜ津軽の不正選挙?」
7月5日の『水曜日のダウンタウン』(TBS系)で、「津軽地方の不正選挙えげつない説」を放送。青森県津軽地方でかつて横行していた不正選挙の実態を取り上げたものだが、いつもとまったく異なる路線にネット上には戸惑いの声が集まっている。
買収や汚職、替え玉などが横行し、選挙のたびに現ナマが飛び交っていたことで有名な津軽地方のかつての選挙戦。多数の逮捕者が出たことで有名だが、今回番組ではこの「津軽選挙」を簡単にまとめつつ、現地で行われた取材をまとめたVTRを放送。
番組では実際にお金を受け取ったことがあるという人にインタビューを行ったほか、現金以外でも、支援者が選挙資金で慰安旅行に連れて行ってもらったり、選挙時に野党の人と会話するところを見られて村八分になったりしたという女性の証言などを紹介した。
「『水曜日のダウンタウン』といえば、過激すぎるドッキリが話題。この日の前半は『解散ホントドッキリ』として、すでに解散が決まっているお笑いコンビ・竹内ズを使ったドッキリが行われることに。これは解散を知らないお笑いコンビ・鬼越トマホークにモニタリングさせている中で竹内ズが喧嘩を始めるというもの。竹内ズの喧嘩が解散まで発展したタイミングで慌てた鬼越が止めに入り、『逆ドッキリ』だということがバラされて一安心かと思いきや、解散自体は本当だという『解散ホントドッキリ』が行われました」(週刊誌記者)
しかし、一転して毛色の違うこの企画。説放送前にはスタジオ出演者の伊集院光(55)が「この番組が? この番組が(津軽選挙に)迫っちゃうの?」と困惑。MCのダウンタウン・松本人志(59)も「なんかの過去の何週か前の禊をしようとしてるやろ」と指摘。
さらにVTR途中で再びスタジオでトークする際にも松本は「今日アレですか?『news23』(同)とのコラボ……?」と疑問を呈し、伊集院も「報道から左遷された人がこの番組に入ったんじゃないですか?」と困惑しきりだった。
また、ネット上からも「ギャラクシー賞でも欲しくなったか?」「いきなり社会派ネタでどうしたんだ」「これなぜ水曜日のダウンタウンでやるの?」「なぜ津軽の不正選挙?」という戸惑いの声が集まっていた。
若者にも人気の本番組。それだけに津軽選挙を知らない視聴者にも広く知らしめることには成功したようだったが、あまりにトーンが異なりすぎる企画に多くの番組ファンが疑問を抱いてしまったようだ。