『舞いあがれ!』リーマンショック描写が都合よすぎる?単なる「長めのお休み」に?
連続テレビ小説『舞いあがれ!』(NHK総合)の第57話が12月20日に放送された。
第57話は2008年12月。航空学校を卒業して東大阪へ帰省した舞(福原遥・24)は、リーマンショックの影響を受け、予定していた入社が1年延期に。一方、兄の悠人(横山裕・41)は、リーマンショックを予測した投資家として大成功していて――というストーリーが描かれた。
この第57回の展開に、視聴者からは困惑の声が集まっているという。
「もともと、舞の就職がリーマンショックにぶつかることは視聴者の間で予想されていたこと。さらに視聴者の間では投資家をしている悠人が失敗し、父・浩太(高橋克典・58)の工場も立ち行かなくなるのではないかという声が上がっていました。しかし、舞は入社の1年延期をさほど深刻に捉えておらず、母の故郷である五島へ。兄もリーマンショックを利用してむしろ大成功しており、不安点は父の工場だけとなっています」(芸能ライター)
さらに、舞の交際相手である柏木(目黒蓮・25)が自身のスキルを磨くために春までアメリカに語学留学している一方で、入社が1年延期された舞は、まるで長期休暇をもらったかのような態度。ネット上からは「1年延期と言われて『長めのお休み~』って思えるもの?」「パイロットが就職1年延期になっちゃうと、すっかりフリーに過ごしてくださいってアリなの?」「兄の転落姿見れずに残念」といった声が集まっていた。
「数年かけて航空学校を卒業したはずの舞ですが、入社が延期になってもさほどショックを受ける様子もなく、両親に『手伝えることあったらなんでも言ってな』という程度。しかし、1年間パイロットとして操縦していなければ腕も感覚も鈍ってしまうはずなのに、そういったことを深刻に悩む様子はない。一方、恋人の柏木に電話するかどうかは迷い、五島へ渡ることは躊躇わない、そうした行動に違和感を抱いた視聴者が多くいたようです」(同)
また、投資家の兄も失敗どころか大成功し、時代の寵児的な扱いに。あまりにも軽いリーマンショック描写に視聴者は困惑してしまったようだ。