10月11日放送の『ひるおび』(TBS系)で、前日の放送で使用した画像について誤った画像を使用したと訂正があったが、視聴者から「誤りの部分が分からない」との指摘が上がっている。

 番組終盤のニュースが終わった後、TBSテレビの江藤愛アナウンサー(36)が「ここで訂正です。昨日放送した全国旅行支援の中で屋久島を紹介する映像の中に、一部誤った映像が含まれていました。お詫びして訂正いたします」と頭を下げる場面があった。

 しかし、前日に放送した映像を細かく覚えている視聴者はほぼいないため、ネット上では「親方の屋久島の思い出が訂正された。どの部分ですか?」「おわびして訂正と言うけど訂正してもらってないよ」「説明が足りない」「その一部誤った映像ってどんな映像なんよ?誤った映像と正しい映像を比較して放送してよ」との指摘が上がっている。

 9月28日放送の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)では、テレビ朝日局員・玉川徹氏(59)が「(国葬に)当然、電通が入っていますからね」と発言し、翌日に事実誤認だったとして謝罪。10日間の謹慎処分を受けている。

 さらに、今月6日放送の『めざまし8』(フジテレビ系)では、司会の谷原章介(50)が立憲民主党・泉健太代表(48)の代表質問内容に関して、「生活にかかわることを一切質問していなかった」と発言。これも、確認不足・認識不足による誤りだったとして、翌7日に訂正と謝罪している。

「情報番組では誤情報発信における訂正と謝罪が相次いでいますが、今回の映像ミスは取材や編集などの段階を踏んで放送しているわけですから、間違いに気付かなかったスタッフ側のミスです。こうした訂正は度々ありますが、もう一度映像を出して見せてくれない限りは“どの部分が誤っていたのか”なんて、視聴者にはわかりません。今回が特に悪いというわけではないですが、言葉だけの訂正や謝罪はもはや“単なる言葉だけの謝罪”にしか見えません」(政治記者)

 出演者やスタッフは、今一度、ファクトチェックの重要性と正しい情報の見極めについて学ぶべきではないだろうか。

情報提供元: Daily News Online
記事名:「 『ひるおび』“誤った画像の使用を訂正”するも視聴者騒然「どの部分?」「説明足りない」