『やんごとなき一族』佐々木希の怪演に賛否の声「これが見たいんじゃない」

　木曜ドラマ『やんごとなき一族』（フジテレビ系）の、第7話が6月2日に放送された。

　第7話は、佐都（土屋太鳳）の妊娠が発覚。深山家はお祝いムードになるが、そんな時、健太（松下洸平）の秘書・立花泉（佐々木希）の父・立花隆（篠井英介）が環境大臣に就任したことを知った圭一（石橋凌）はほくそ笑み、いうストーリーが描かれた。

『やんごとなき一族』といえば、義姉・美保子演じる松本若菜（38）による大げさないびり芝居が大好評。「松本劇場」とも呼ばれ、視聴者から毎週楽しみにする声が聞かれていたが……。

「実は第6話で、美保子が出自と思われていた老舗和菓子店の後妻の子だったことが判明。そのため、それを隠していた夫の明人（尾上松也）ともども圭一に見捨てられてしまうことに。第7話では大きく出番が減ってしまいました。一方、出番が増えたのが秘書の泉を演じる佐々木希（34）。実は常に『パーフェクト』を目指す執着心の強い女性であることが発覚しました」（ドラマライター）

　これまでは影に徹していた泉だったが、第7話からは本領発揮とばかりに佐都に嫌がらせをしたり、寝ている健太にキスしたりなど、暴走を開始。さらに健太に迫ったあとは大量のメッセージを送りつける暴挙に。佐都はそんな泉に電話で「こういうことはやめていただけませんか？健太は私の夫なんです」と反論するも、泉にはまったく効かず。健太に「健ちゃん、分かってるよ。本当は私に未練があるんだよね？」と妄想に駆られた発言をしていた。

　その後も深山家の女主人の仕事を奪ったり、父の力を使って事業の邪魔をしたりなどしていた泉。まさに怪演を披露していたが……。

「しかし、本作では松本による『松本劇場』を楽しみにしていた視聴者も多く、今回それに代わって『佐々木劇場』が繰り広げられたことに、ネット上からは『これが見たいんじゃない』『単純に物足りない』『変な人は松本若菜だけで充分』という声も集まっていました。佐々木も決して迫力がないわけではありませんが、本作では松本が注目を集めていただけに残念がる声が多くきかれてしまったようです」（同）

　演じきった松本にとっては少々残念な結果になってしまったかもしれない。