表現の自由なんてない?『バイキング』坂上忍の発言に批判殺到
3月7日放送の『バイキングMORE』(フジテレビ系)で、芸能人の誹謗中傷問題について特集。MCの坂上忍(54)の発言にネット上から疑問の声が集まっている。
この日、番組では歌舞伎役者の市川海老蔵(44)がSNS上の誹謗中傷について、法的措置の意向を示したことを報道していた。
坂上はこれまでもネット上の匿名の意見に対し嫌悪感を明かしてきたが、この日も、ネット上の誹謗中傷に対し法整備が追いついていないことを疑問視しつつ、匿名の批評にすら、「当人にとってはどっちも傷つきますよ」と指摘していた。
さらに坂上は、「誹謗中傷と批評の差なんてどうだっていいんだよ」と吐き捨てるように言い、「匿名の意見なんて聞かないから、俺は」と宣言。「やっぱり顔晒して名前晒して、それで『この映画はつまんなかった』『この役者の芝居は面白くなかった』だったら、百歩譲って意見でもいいって、出る側として僕は思うんですよ」と話した。
また、「これだけのことが起きちゃうってことは、やっぱり罪を課さないとだめだよ。こんな連中には」と自論を展開した坂上。これに進行の伊藤利尋アナウンサー(49)が、表現の自由があるため、法の線引きが難しいとやんわり補足を入れるも、坂上は止まらず。「いやでも、表現の自由なんてものは、俺はいつも言ってるけど、自由なんてないんだから! 現実問題として」と吠え、「表現の自由っていうのも、ちゃんとしないとだめだよ、線引きを!」と話していた。
しかし、この一連の発言にネット上からは「表現の自由ないってすごいこと言うな…」「表現の自由ないならアンタがいつも言ってることアウトだよ」「表現の自由を悪用してんのテレビ業界じゃん」という声が集まっていた。
「坂上は常々『バイキング』でネットは匿名ではなく、名前や顔を出して意見を書き込むべきだと主張。今回もその考えから出た発言と思われますが、表現の自由は民主主義における大原則のひとつ。『ない』と断言した坂上に多くの視聴者がドン引きしていました。また、普段コロナ対策などを巡り、与党や首相に対し、罵詈雑言に近い批判を繰り返していることもあり、より批判を集めてしまったようです」(芸能ライター)
かなりの問題発言ということもあり、坂上はまた大きく株を下げたようだ。