『ドクターホワイト』ラストの“浮気オチ”に大ブーイング「モヤモヤする」「笑いで済ますな」
女優の浜辺美波(21)が主演を務めるドラマ『ドクターホワイト』(フジテレビ系)の第2話が1月24日に放送され、初回の平均視聴率11.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)から1.3ポイント減の10.1%を記録。ラストのオチに「モヤモヤする」「最悪なオチ」と不満が続出している。
同作は、医師ではないが豊富な医療知識を持つ正体不明の謎の女性・雪村白夜(浜辺)が、現役医師の診断を「それ誤診です!」と覆し、患者の命を救う新感覚の診断医療ミステリー。公園に倒れていた白夜を発見し、妹と2人暮らしの家に住まわせることにした医療ジャーナリスト・狩岡将貴を柄本佑(35)、将貴の妹・晴汝を岡崎紗絵(26)、将貴の幼なじみで高森総合病院・院長の娘である内科医・高森麻里亜を瀧本美織(30)が演じている。
前回、晴汝にくだされた「脳動脈りゅう破裂」の誤診を正し、成功率の低い手術を回避させて命を救った白夜。第2話では、院長の高森巌(石坂浩二・80)が診断に特化した“総合診断協議チーム”通称CDTを立ち上げ、麻里亜のほか、補助スタッフとして白夜をスカウト。医学知識以外の記憶を失い、人の感情が分からない白夜をサポートするために将貴もチームに加わることになった。そしてメンバー集めのために、元外科医で現在は皮膚科医の夏樹拓実(勝地涼)をスカウトしにいくことに。
一方、夏樹は、所見を見ただけで脚の腫れを訴え、婚約者と病院に訪れていた村木健哉(石田佳央・44)に「細菌による感染症」と診断を出す。しかし、村木の症状を見た白夜は「誤診です」と指摘し、村木の海外旅行を疑うも、確証がないため診断までには至らず。抗生剤を打って帰宅した村上だったが、職場で激しい痛みを訴え、職場の女性が付き添い再び病院へ。さらに呼吸困難にも陥り命の危険にさらされていた。
結局、細菌感染症ではなく、デスクワークで長時間椅子に座り続けたことによって「エコノミー症候群」を発症し、それによって肺塞栓症を引き起こしていたことを白夜が突き止める、という内容だった。
このラストのオチに、視聴者から「なんか消化不良」「結局どういうこと?浮気してたってこと?」と不満の声も集まっている。
というのも、白夜はしつこく『海外旅行』や『浮気旅行』を疑っており、付き添った職場の女性が婚約者に「あの人、3日前私のために無理してくれて疲れさせてしまって」と発言したり、村木とお揃いのキーホルダーを付けていたりするなど“浮気”を匂わせるような場面が多々あり、婚約者も浮気を疑っていたためだ。
結局は、浮気とは全く関係ないという展開になり、手術を終えた村上は婚約者と将来住む家の設計図を幸せそうに見ている……というハッピーエンドかと思いきや、まさかのラストで、お見舞いに来た職場の女性の匂いと村木の匂いが同じということを白夜が指摘。慌てる村上と、「えっ!」「おっマジか?」と戸惑う将貴のコミカルなシーンでエンディングを迎えた。
「ただ、匂わせる演出はあったもののはっきり浮気をしていたかどうかは言及されなかったため『この終わり方モヤモヤする』との指摘が噴出しています。また、昨今はドラマ内でも『浮気』や『不倫』描写に嫌悪感を抱く視聴者が多いのですが、浮気していたとしたらなんの制裁もなく笑いのオチにされたことに『最悪』『浮気を笑って済ますとかありえない』といった批判も多く集まっていました」(ドラマライター)
ドラマとしては、「前回もそうだったけど色々勉強になる」「シリアスじゃなくてコメディっぽくもあって見やすい」「けっこうハマる」と好意的な声が多く集まっていたが、浮気は許せない人が多かったようだ。