11月27日放送の『A-Studio+』(TBS系)に俳優・佐藤浩市(59)が出演。2017年に俳優デビューした息子・寛一郎(24)への思いを語った。


 佐藤自身も、昭和を代表する俳優・三國連太郎(享年90)さんを父親に持つ芸能一家で育ってきたが、親子で本格的に初共演を果たした映画『一度も撃ってません』について、笑福亭鶴瓶(68)から「どうやった?息子と一緒に」と質問されると、「おそらく三國もそうだっただろうけど、親のほうが緊張するよね。当然」と、自分のほうが緊張していたことを告白。


「(子どもの前でセリフを)噛んだりとかできへんやんか」と鶴瓶から言われると、「これは別に良い訳じゃないんだけど……言い訳なんだけど」と前置きし、「俺のセリフは“説明セリフ”が多いんですよ。だからちょっとこう一、二度ね。あの……NGも(あった)」と明かし、笑顔を浮かべた。これに鶴瓶が、「(噛んだのは)息子がおるというのもあるやろ?」と指摘すると、佐藤は「いやっ、えっ、あの……安心させてやりたかったんだよ」と動揺し、スタジオは爆笑に包まれた。


 一方で、佐藤の義理の弟にあたるミュージシャンで俳優・原田芳雄(享年71)さんを父に持つ原田喧太(50)とその妻の原田由香を取材していた鶴瓶。「由香ちゃんが、(佐藤と寛一郎の間に)線が今まであったけど、今は寛ちゃんと自然に喋ってるって言ってた」と伝えると、佐藤は「あんまりこういうこと言っちゃダメかもしれないけど、やっぱり同じ仕事をしてるってことで、お互いにわかることもあるし。逆に、彼が僕のことをわかることもあるから。そういった意味で、ある意味今まであった垣根みたいなものはなくなったというのはあると思う」とコメント。


 何かキッカケがあったかと聞かれると、「(寛一郎自身が)自分がやって現場で色んなことを経験することによって感じるもの。僕には言わないけど、言う・言わないではなくて彼の中で、自分で作ってったもの(壁)をどけたっていうのはあるかも」と、息子の気持ちに思いを巡らせた。


「また、寛一郎が小さいときに三國と佐藤の3人で撮ったレアな3ショット写真が紹介されると、佐藤は『出し過ぎだぞ、お前ら写真』と言いながらも、どこか嬉しそうな表情。さらに、三國について『よくある今はやりのじいちゃんですよ。おじいちゃんって呼ばせない、そういうタイプ』と言い、三国が寛一郎に『れんちゃん』と呼ばせていたと明かしていました」(芸能ライター)


 息子・寛一郎のことを語る佐藤の表情はまさに父親そのもの。佐藤が三國と同じように映画界を引っ張っていく俳優になったように、寛一郎のこれからの成長を楽しみにしたいところだ。

情報提供元: Daily News Online
記事名:「 佐藤浩市『A-Studio+』俳優デビューした息子・寛一郎への思い明かす