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7月29日の放送は和歌山県・雑賀崎の町全体を使った大規模な「流しそうめん」を行うという、最近には珍しい手間と予算のかかった撮影が行われた。同企画は14年8月に広島県・尾道で行い、好評を博したいわば「鉄板」だったはず。ところがフタを開けてみれば、視聴率は「13.8%」と全盛期にまるで及ばない数字となったのだ。
特にこの日は、20時から放送される『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)が21.5%(ビデオリサーチ関東地区/瞬間最高は24.9%)と絶好調で言い訳できない低迷ぶりが際立ってしまった。
しかも、低調はこの回だけではない。今年4月に山口達也元メンバー(46)が強制わいせつ事件を起こして以降、その影響は隠しきれない。メンバーの謝罪があった5月13日こそ20.8%(瞬間最高23.7%)をマークしたものの、その後は17.6%(5月20日)、15.1%(5月27日)と転落。ここ3回は13.9%(7月8日)、14.0%(15日)、13.6%(22日)とジリ貧状態になってきた。
この低迷には農業・漁業のエース、山口の不在も大きい。だが、むしろ「4人が『山口の穴を埋めよう』と頑張る姿が笑えない」「4人の笑顔に悲壮感を感じてしまう」などと言った声もSNS上には少なくない。制作側の企画も、また出演者たちの気力も健在なだけに、番組自体の限界説が囁かれている。
「テレビ業界内では”DASH!はもう役目を終えた”という声が出始めいている。番組は農業や漁業を通して、TOKIOメンバーの技術やメンタルが常に”成長”していく様が共感を呼んでいた。しかし、山口が不在になって以降、国分太一(43)が6年ぶりに福島に戻ったり、長瀬智也(39)に山口のポジションをやらせてみたりと、成長というよりは焼き直しも増えた。一時代を築いた局の功労番組なので10%を切らなければ打ち切りもないでしょうが、晩節を汚さずスッキリと幕を引くのも選択肢となってきます」(バラエティ番組スタッフ)
■バンド活動は実質休止!? 現実味を帯びる松岡の「解散発言」
だが、番組の打ち切りよりも危ぶまれているのは、TOKIOのグループ解散である。”兼業農家アイドル”といわれようと、TOKIOのアイデンティティはバンド活動である。だが、こちらの方も再開のメドは全くついていない。
ジャニーズアイドルが多数出演した、7月14日放送の『音楽の日 』(TBS系)にもTOKIOの名はなった。7月7日の『THE MUSIC DAY 2018 ~伝えたい歌~』(日本テレビ系)では城島茂(47)が出演したものの、「TOKIO」としてではなく、THE ALFEE・坂崎幸之助(64)とのユニット“坂崎茂”としての出演だった。
「メンバー4人だけでの演奏を望むファンも多いですが、現段階ではありえない。謝罪会見で長瀬が言った『TOKIOの楽曲は彼(山口)の演奏する(ベース)音がないと全く形にならない」という考えは変わらないようです。となれば、バンド活動は実質”無期限停止”。そうなると現実味を帯びてくるのが、松岡昌宏(41)が会見で言った『甘えの根源が”TOKIO”だとすれば、1日も早く無くしたほうがいい』という解散宣言とも取れる発言。他のメンバーはともかく、少なくとも松岡はTOKIO解散やむなしとの覚悟を持ってるようです」
数々のミラクルを生んできたTOKIOと『鉄腕DASH!』は奇跡の復活を見せてくれるのか。4人の活躍を期待したい。