「思い内にあれば色外にあらわる」ということわざがある。心に何かを思うことがあると、自然に顔や言葉、行動に表れてしまうという意味だ。性格も顔に表れる。こういった性質を利用し、人相学では顔から性格を読み取っていく。



 人相学では「エラが張っている人は根性があり、頑固で我慢強く、努力家」とよく言われている。女優の中にもエラが張っている人は結構いる。



 朝ドラ『まれ』(NHK)のヒロイン役でブレイクした土屋太鳳もエラが張っている。2016年に土屋はオーストラリア出身歌手・SIAの新曲『アライヴ』の日本版MVで壮絶なダンスを披露。同年に放送された『情熱大陸』(TBS系)ではその際の練習シーンが取り上げられていたが、土屋がストイックにダンスを追い求める姿が話題となった。



 映画『バトル・ロワイアル』での演技がクエンティン・タランティーノの目に留まり映画『キル・ビルVol.1』に出演した栗山千明はアニメマニアであることが知られている。アニメ雑誌や声優雑誌、フィギュアなどを収集。好きなタイプは『新世紀エヴァンゲリオン』の渚カヲルだという。こだわりが感じられる。



 アイドルグループ『ribbon』でデビューした後、女優に転身した永作博美もエラが張っている。永作は2009年に映像作家の内藤まろと結婚。2010年、39歳で第一子となる男児、2013年には41歳で第二子となる女児を出産した。アイドルから女優へ、女優から母へマイペースに突き進む生き方に、意志の強さが感じられる。



 映画『デスノート』やドラマ『LIAR GAME』(フジテレビ系)などでブレイクした戸田恵梨香もエラが張っている。恋多き女優として知られる戸田は、これまで松山ケンイチ、関ジャニ∞の村上信五、綾野剛、勝地涼、加瀬亮などと噂になった。昨年秋には俳優・成田凌との“真剣交際”が発覚。トークバラエティでも強気な受け答えが多く、決してつくりものではないサバサバとした性格を隠さず出す姿にも意思の強さを感じざるをえない。



 エラ張り女優として忘れてはならないのが片桐はいりである。特徴のある顔立ちでバイプレイヤーとして活躍する片桐は、週刊朝日の林真理子との対談では「税理士に『もうちょっとお金使ってもらえませんか』って言われる」とコメントしている。



 こうしてみると、それぞれ頑固な性格が垣間見える。彼女らは特徴のある役を演じることも多い。役柄は外見の印象と比例する。「思い内にあれば色外にあらわる」ということわざは結構、信用してもいいのではないだろうか。

(文=加藤宏和)





※画像は、土屋太鳳1stフォトブック「DOCUMENT」 (TOKYO NEWS MOOK)より


情報提供元: Daily News Online
記事名:「 土屋太鳳、栗山千明…エラが張っている美人女優たちの性格にある共通点とは?