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今では1万円を切る価格のプランも見かける事がある埋没法ですが、実際にはここまで安い価格で受けられる事はほとんどありません。
というのも、格安プランの内容はまぶたに糸を一か所だけ止める”1点留め”等と記載されるような非常に簡単な方法で、この方法で一重まぶたの方がきれいな二重まぶたを手に入れる事はまず困難なためです。
こうした最低価格のプランは、元々二重まぶたの方が少し二重の幅を調整したいなどの限定されたケースで行われるようなものですので、基本的に客寄せのために低価格で見せかけるためのものと考えても良いでしょう。
また、そこまで格安のプランでなくても、多くのクリニックで「最低価格」で提示しているようなプランは、あまり行われる事はありません。
以前jobikaiでもアンケート調査を行いましたが、二重整形にかかった費用の平均価格は120,000円~150,000円程度で、各クリニックがHPなどで掲載しているプランの丁度真ん中くらいの価格帯でした。
とりあえず結果が悪くても「二重整形を体験してみたい」という考えで低価格の施術を希望する方もいると思いますが、まともなクリニックであれば低価格なだけの「合っていない」治療は引き受けてもらえないでしょうし、売上中心のクリニックであればなんとしてでも高めのプランでの契約を進められてしまう可能性がありますので、とりあえず低価格の所に行ってみるのではなく、留める糸の数や方法(ループ留めや挙筋法などの細かな方法)などをしっかりと比較して、自分に合った手法の価格で事前に比較しておくことが、価格を抑えるための基本となります。
クリニックによって、埋没法では様々なオプションの追加が必要になる場合があります。
分かりやすいものの一つが糸を止める位置で、糸玉(糸を結ぶ位置)をまぶたの皮膚側ではなく、まぶたの裏側に作る事で「糸が目立たなくなる」という手法にするものがオプションとして提供されている場合があります。
しかし、糸玉をまぶたの裏側に作る方法は糸が緩んだ際に角膜にダメージが加わってしまうケースがあるなどのリスクもあるなど注意が必要で、そのリスクを回避できるような技術があるのであれば表側に糸玉を作っても目立つ事はほぼ無い仕上がりが実現できるともいえます。
そういった理由もあり、糸玉の作る位置はどこが良いかというようなものは医師によっても考えが異なる部分ですので、良い事だけが記載されたオプションのような形で提供されている場合には注意が必要です。
まぶたの形は千差万別で、最適な術式は一人ひとり全く異なるものです。
そのため、同じ埋没法であっても細かい術式などは医師が診察して一番良い方法を模索する必要があるのですが、料金の決まり方に細かく沢山のオプションがついているような場合は通常なら不必要なものも多く含まれてしまっている可能性がありますので、一度見積りを持ち帰って何が本当に必要なのかをじっくり考えるようにした方が良いでしょう。
クリニックによっては、麻酔が別料金になっている事があります。
埋没法は切開をしないとはいえ針をまぶたに通していきますので、麻酔をしないという事はありえません。最低限、局所麻酔の注射料金までを含めた価格で比較検討しましょう。
また、麻酔にもオプションが設定されている事がよくあり、局所麻酔を打つ時の痛みを軽減する表面麻酔や笑気麻酔、局所麻酔の注射を極細の針にするためのオプションなどで数万円の差がでる事もあります。
症例の紹介などでは麻酔料金が入っていない金額での掲載となっているようなケースもありますので、料金確認の際には麻酔料金をしっかり確認しましょう。
生活習慣などによって、埋没法はどうしても「はずれてしまう」可能性がある治療法です。
こればかりは医師の腕が良くても起こりうる部分ですので、保証制度はあった方が安心でしょう。
埋没法の後の腫れが完全に引くまでは半年から1年程度かかる場合もあり、腫れの度合いなどによって外れてしまう可能性も高くなりますので、少なくとも1年は保証されているプランでの価格で比較する事をおすすめします。
よくある話で、クリニックでカウンセリングを受けたら「埋没法に使う糸を細いものにするために別料金」という案内をされた、というものがあります。
こうした道具の違いによる金額変化も場合によってはあり得るのですが、それによって金額が何万円も差がでる、大きく変わる、というような場合には注意が必要です。
糸や針など埋没法の道具でそこまで原価が変わるというのは通常考えにくい事ですので、金額の変化が大きいようなクリニックはそもそもやめておいた方がいいでしょう。
カウンセリングで「今日契約した場合のみこれだけ割引します」という案内をされるケースがありますが、この案内が出たらまずやめた方が良いでしょう。
その日限定で割引がされるというのは、例えば正月や開院何周年の記念日などでクリニックがかなり限定度の高い割引キャンペーンを行っているケースや、当日の予約が開いているため「今すぐ治療を受けるのであれば」割引されるというケース。治療を受ける側が「もっと割引ができないのか」と交渉をして、限定的に引き出したケースなどはあり得るといえますが、それらのケースに当てはまらない場合はとにかく今すぐに契約を迫っているだけのものであって、金額自体が正当なものである可能性が限りなく低いため注意しましょう。
・事前にクリニックで特別な割引が告知されている
・当日すぐに治療をうける
・なんとか割引してほしいと患者側から交渉する
上記に当てはまらないのに「特別に今日限定で割り引きます」と言われた場合は、そもそも日を改めても同じ価格で受けられる可能性が高かったりしますので、焦ってその場で契約を決めないようにしましょう。
症例写真を集めるためのモニター割引は多くのクリニックで用意されています。
モニターというと「未熟な医師の練習台にされる」というようなイメージを持つ方もいらっしゃると思いますが、多くの場合は「広告として提供できる写真(映像)素材」が欲しいために募集が行われているケースで、医師の練習としてのモニターではない事がほとんどですので、モニターだから治療のレベルが低くなるという事はあまり心配しなくて良いでしょう。
また、そもそも整形のビフォー&アフターを撮影されて掲載される事になるので抵抗を感じる方は多いと思いますが、しっかりと伝えておけば個人バレするような可能性はほとんど解消できますし、症例として良い結果を残す必要が出るため施術もより丁寧に行われる可能性が高くなりますので、積極的に活用した方が良いです。
モニターの割引はクリニックHPのどこかしらに書いてあったり、メルマガやLINEの友達登録などをしておくと定期的に募集されていたりしますので、ぜひ活用してください。
金額を抑えるためのポイントとしてご紹介しましたが、読んでいただければ分かる通り一番大きなポイントは「変に値段が吊り上がるところを避ける」というものです。
実は埋没法は美容整形の中でも比較的簡単な方法という事もあって、一部の値段が過剰に吊り上がるクリニックを除けば、大きく値段に差がでにくい施術。
そのため、価格を抑える一番のポイントは「ぼったくられる」可能性を下げるという点に落ち着くのです。
もちろん、値段が高くても全てが不当な金額というわけではなく、著名な医師による施術や予約困難なクリニックでの手術など、正当な理由で価格が高くなる事はありますが、そのケースでは今回ご紹介したような注意点に当てはまる事はまずないでしょう。
価格を抑えるため、そして最も良い結果を手に入れるために、本当はカウンセリングも1か所ではなく複数のクリニック・医師で受けてみて、一番納得感を得られたところに決めるというやり方がベストです。
この記事が埋没法を検討されている皆様の参考になれば幸いです。