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冷たい空気は下に溜まりやすいもの。
そして、足先は心臓から遠いために血流が悪くなりやすいもの。
そんな原因から、足先というのはとても冷えやすい場所。
足先が冷えて血流が悪くなってしまうと、足がむくんだり、太くなりやすくなったり、場合によっては体全体が冷えて体調を崩す大きな原因になります。
そんな足先の冷えを防ぐためにまず大切なのは靴下などによって足先をなるべく冷やさないようにする事ですが、それでも冷えてしまう足先は、毛細血管を開かせて血流を促進するマッサージを行うのも良いでしょう。
足先の血流を促進させるマッサージはとても簡単で、まずは足の指の間に手の指を差し込み、足の指を開くような形にします。
こうする事で、足先の毛細血管が開きやすくなります。
この状態で足首をぐるぐる回していけばいいのですが、この時くるぶしの下あたりを、空いている手の親指で軽くおさえるような形でおいてみてください。
くるぶしの下あたりにはいくつかのツボがあるため、この部分を親指や手のひらでおさえて温めながらマッサージする事で、血流促進効果を高める事ができます。
強く押すと回しにくくなりますし、押して刺激を与える事が目的ではないので軽く手を沿える程度のイメージで大丈夫です。
また、かかとの少し上、アキレス腱の部分を手の親指で少しつまんで、そのまま足先をひざの方に持ち上げるストレッチ運動も効果的です。
この時も強くつまんだり、力を入れて伸ばすのではなく、ジンワリと力をいれて気持ちいい程度が良いでしょう。
足首回しを左右15秒ずつ、ストレッチ運動を左右15秒ずつ、合計1分程度行うだけでも足先がポカポカしてくるはずです。
足先が冷えたと感じる時や、そもそも冷え性だという方はここで紹介するツボを使ってみてください。
ツボを刺激するときは、強くおすのではなく、凹んでいる場所をジンワリ気持ちい程度の力加減で軽く押すのがポイントです。
ひざの下、指4本分くらいの場所にある「足三里」というツボ。
このツボは主にお腹の働きを整える効能とされていますが、食事などからの熱をしっかりと吸収し、全身にいきわたらせるという作用に繋がる事から、足先の冷えを改善するのにも効果的です。
足の内くるぶしから指4本分上にあるツボで、足先の冷えだけではなく、特に女性の健康増進としてよく紹介されるツボです。
足先が冷えてしまっている時以外にも、生理痛の症状が重いなど女性特有の体調不良が出ているような方は、たまに刺激してあげると良いかもしれません。
こちらも、強く刺激するのではなくジンワリと力を加えて気持ちいい程度の力加減で刺激してください。
足先の冷えを解消しようとすると、どうしても足先のマッサージやケアばかりに気を取られがちですが、施術をしていてよく感じるのは肩回りなど上半身のコリも大きく影響しているという事です。
特にデスクワークをしている方などは、肩や首回りのコリが原因で、体の上部に熱がこもりがちになってしまっているため、反対側である足先に熱がいきわたらなくなって冷えが生じているケースが多々あります。
肩に手をおいて、軽く前後に10回ずつ程度回すという簡単な運動でいいので、肩回りのコリをほぐしていくと、こもっていた熱が全身にめぐりはじめ、足先の冷えが改善されます。
体は全て繋がっていますので、部分的なケアだけではなく全身のバランスをしっかり考えながらケアすると、より悩みの解消がしやすくなります。
こちらでご紹介した内容を参考にして、足先が冷えてしまった時の解消法として是非利用してみてくださいね。