ブルーマロウの色の変化











ブルーマロウは色が「青」⇒「紫」、そしてレモン果汁など酸性のものを入れると「ピンク」に変わる、ハーブティーとして人気の高いお茶。

色が変化する理由はブルーマロウに含まれる「アントシアニン(アントシアニジン)」という成分で、ブルーマロウの花から抽出されるアントシアニンの濃度が濃くなるにつれてお茶が「青」から「紫」に代わり、そこに酸性の果汁などを入れると「ピンク」色に変化します。

お茶を入れる濃度で色の濃さも変化するため、より濃いめに入れると「紫」⇒「濃紺」となり、果汁を入れた色も「赤紫(パープル)」へと変化します。



アントシアニンはブルーベリーや紫キャベツにも含まれている成分なので、ブルーベリーや紫キャベツもレモン果汁などをかけると色が変化します。

ハーブティーではブルーマロウ以外に「バタフライピー(アンチャン)」というお茶もアントシアニンが多く含まれているものとして有名で、その色の鮮やかな変化から「世界一美しいお茶」として有名になってきています。




ブルーマロウのハーブティーとしての効果効能




ブルーマロウには、健康や美容に良い成分として主に「アントシアニン」「タンニン」「ペクチン」といったものが多く含まれています。

主な効能としては胃腸の保護や炎症の緩和で、飲むだけではなく肌に塗る事で炎症を抑える働きもあります。




目の疲れや肌のハリに良い「アントシアニン」




アントシアニンはブルーベリーなどにも多く含まれる栄養素で、眼精疲労に効果的。疲れ目の解消のため、特にスマホなどを頻繁に利用している人に向いていますね。

その他、アントシアニンには肌のハリを作るコラーゲンを安定させる作用や、毛細血管を保護したり強化したりする作用があり、美肌にも有効な作用があります。




緑茶やワインのポリフェノールとして有名な「タンニン」




タンニンはよく「緑茶ポリフェノール」やワインのポリフェノールとして紹介される成分で、高い抗酸化作用や肌を引き締める作用があります。抗酸化作用はエイジングケアの重要なポイントですので、積極的に取り入れたいですね!

また、腸の働きをコントロールして下痢を抑える効果もあるので、便が柔らかすぎる場合などにも摂取したい成分です。




腸の働きを整える「ペクチン」




ペクチンはリンゴなどにも多い食物繊維の一種。

腸内の善玉菌を増殖させて働きを良くする効果や、食事による血糖値の上昇を抑える働き、コレステロール値を下げる働きがあります。

腸内環境の改善も血糖値の上昇もダイエットに向いている効果なので、食事と一緒に摂取すると特にいいですね!




ブルーマロウの味は美味しいの?




ブルーマロウはほんのりと甘みを感じる爽やかな味わいで、少しだけ「赤しそ」に近い風味があります。赤しそというとピンとこない場合、梅の風味を想像するといいかもしれません。

とても飲みやすいハーブティーなので、あまり苦手な人がいないタイプのお茶ではないでしょうか。




レモンを入れるとスッキリとした味わいに




レモン果汁を入れると、色の変化とともに味わいも変化します。

酸味が加わる事でスッキリとした味わいとなり、ブルーマロウの甘みがより引き立たされるので飲みやすさもアップ。こちらの方がより好みという人も多いので、是非見た目の変化とともに味の変化も楽しんでみてくださいね!




ブルーマロウを淹れる時は水だしがおすすめ




ブルーマロウの色の変化を楽しむのであれば、お湯ではなく水出しがおすすめ。

お湯で抽出するとすぐに紫や濃い青色となってしまいますが、水出しする事によってキレイなブルーの色も楽しむ事が出来ます。



淹れ方は普通のハーブティーと同じで、そのまま茶葉を水やお湯に入れてフタをして蒸らすだけ。茶葉によって適量が異なるので、購入先の案内に従った分量で淹れるようにしましょう。




ブルーマロウは恋愛運アップにも?




ブルーマロウは恋愛との結びつきも強いと言われ、恋人に振られた時にブルーマロウの花を玄関に飾る事で復縁が出来るとか、持ち歩く事で魅力が引き出されるといったスピリチュアルな効果も!

また、ブルーマロウは日本では「薄紅葵(うすべにあおい)」として家庭菜園でも人気な花の一つですが、薄紅葵の花言葉には「熱烈な恋」や「悩殺」「魅力的」といったものもあり、魅力的な恋をしたい時にもいいかもしれません!



見た目も楽しくて、美肌にも恋にも効果的! その上美味しいハーブティーのブルーマロウ、是非試してみて下さいね!


情報提供元: 女美会
記事名:「 色が変わる不思議なハーブティー「ブルーマロウ」は美味しくて肌もキレイに!