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腹筋運動で腰に負担をかけずにお腹周りを引き締めるには、反り腰を改善させておくことが必要です。
反り腰は、太もも付け根前面にある「腸腰筋」の緊張が強く、腹筋の筋力が低下した状態です。そのため、腸腰筋の緊張を緩める静的ストレッチと、腹筋を強化するエクササイズを行っていきます。
しかし、「腹筋を強化するエクササイズ」といっても数多くあります。ここでは、骨盤後傾動作に関与する「腹直筋下部を強化するエクササイズ」を行います。
また、エクササイズで腹直筋下部に効かせるようにするには、あらかじめ骨盤後傾方向への動きを高める必要があります。そこで、エクササイズを行う前に、「骨盤後傾動作を高める動的ストレッチ」も行うようにします。
左右それぞれ太もも付け根前面の筋肉が心地よく伸ばされていることが感じられる強度で、30秒間伸ばし続けます。
骨盤を後傾させるコツは、目線をお腹に向けることです。
ストレッチ中は、骨盤を正面に向けるようにします。
四つん這いの体勢となり、背中を軽く反らせたところから背中を丸める動作を10回行います。
可動域を広げるために、少しずつ背中を丸める動きを大きくしていくようにします。
必ず高めたい動きである、背中を丸める動きで終わるようにします。
腰を床に押しつけることで骨盤が後傾し、腹直筋下部を鍛えることができます。
15~20回を1分程度の休憩を入れながら、2~3セット行います。
腹直筋下部に効かせるためのポイントは、お腹の力を使って腰を床に押しつけることです。
腰を床に押しつけた際、呼吸が止まらないように注意しましょう。
反り腰を改善させるストレッチとエクササイズを行った上で、「お腹周りを引き締める腹筋運動」を行うようにします。
ここで行うべき腹筋運動は、腹直筋下部と腹横筋を強化する運動です。これらの筋力を強化することで、「ぽっこりお腹」の原因にもなる骨盤の開きの改善につなげることができるからです。
ここでは、お腹痩せ効果の高い腹筋運動として、「リバースクランチ」と「スタンディングドローイン」をご紹介します。
骨盤を起こす動作を繰り返すことで腹直筋下部が鍛えられます。
15~20回を1分程度の休憩を入れながら、2~3セット行います。
下腹部に効かせるには、足と膝をしっかり閉じるようにします。
腰が床から離れないようにします。腰が床から離れてしまうと、腹直筋下部ではなく腹直筋中部に効いてしまうからです。
この運動をすると腰が痛くなる場合、「股関節を曲げる動作」で行っている可能性が考えられます。あくまでも「骨盤を起こす動作」で行うように心がけましょう。
お腹を大きく凹ませた状態を保つことで、腹筋群の中でも最も深層部にある「腹横筋」を鍛えることができます。
30~60秒間の静止を1分程度の休憩を挟みながら、2~3セット行います。
おへそ辺りを凹ませるようにすると、腹横筋への効果が感じられるようになります。
呼吸が止まらないように注意しましょう。
今回は、「腰に負担をかけずに腹筋運動でお腹痩せに導く方法」をお伝えしました。
腹筋運動をすると腹筋に効かないばかりか腰が痛くなる原因として反り腰が考えられます。そのため、まずは反り腰を改善させた上でお腹痩せ効果の高い腹筋運動を行うようにしましょう。
腹筋運動を効果的に行って、「引き締まったお腹」を手に入れてくださいね!