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真っ黒なボリュームマスカラに、くっきりとした強めのアイメイク、ヌーディなパール系リップなど、平成を彩ったメイクトレンドが記憶に新しいという方はきっと少なくないはず。
今見ても新鮮で、可愛らしい平成メイクですが、実は最近再びメイクトレンドとして脚光を浴びているのです。
そのきっかけは、Z世代の若者の間で流行した“Y2K”ブーム。Y2Kとは“Year2000”を略した言葉で、2000年代ごろを指す言葉です。
“Y”はYear(年)、“K”はkm(キロメートル)やkg(キログラム)といった1000の単位を表す言葉。主に2000年代ごろに流行の中心にいた、ギャルファッションがベースになっています。
当時のファッションはハリウッドのセレブやポップスターが流行を牽引し、くっきりとしたアイラインやマスカラ、キラキラのグリッターやパールを多用したメイクが人気に。
そんな自由で近未来的なメイクが、最近海外のインフルエンサーなどの間でも人気を集め、SNSなどでも話題になっているんです。
再び脚光を浴びるようになった平成メイクトレンド。少し今風にアップデートすれば、いつものメイクを一気に旬顔に変えることができます。
今一度平成メイクの魅力を振り返りながら、今風にアップデートするためのコツを知っていきましょう!
平成メイクで特徴的なのは、印象的なアイメイク。なかでもパッチリとした黒いマスカラは、存在感抜群で今見ても魅力的です。
セパレートでボリューム感のある真っ黒なマスカラやつけまつげを使って、思い切り目もとを“盛って”あげるのが、平成のまつ毛メイクのスタンダードでした。
ここ数年間は“抜け感”を重視するメイクの流行により、マスカラのカラーもボリュームも控えめが一般的に。ネイビーやブラウンなどの淡いカラーのマスカラが数多く登場し、ボリュームよりも長さが重視されるようになりました。
そんな黒マスカラが、今年の春は再注目。今年風の黒マスカラメイクは、引き算が重要なようです。マスカラ以外のメイクをベージュや肌なじみのいいピンクなどで統一して、アイメイクの主役を思い切って黒マスカラにしてみましょう。
アイシャドウはパールの入ったクリームタイプのベージュのアイシャドウのみにして、フサフサのまつ毛を際立たせます。あれこれとメイクをした上に使うのではなく、ヌーディなキャンバスに黒マスカラだけを際立たせるのが令和風。
平成のギャルメイクといえば、真っ黒なアイライナーで作る囲み目アイライン。上まぶただけでなく、下まぶたにもくっきりと黒いアイラインを引いて、ネコのような意志の強さを感じる目もとを演出しています。
ここ数年はアイラインもマスカラと同様に、抜け感のある淡いカラーが一般的に。ブラウンのアイライナーを使ってやわらかな雰囲気を演出するのがトレンドとなっていましたが、実は最近、海外アーティストなどの間で平成のギャルメイクに近い囲み目黒アイラインが注目されているんです。
海外アーティストの間で注目されている囲み目メイクは、“セイレーンアイ”と呼ばれています。セイレーンとは、ギリシャ神話に登場する海の妖精のこと。誘惑の象徴とも言われていて、欧米では“危険な魅力を持つ女性”の代名詞としても知られています。
令和の囲み目黒アイライン“セイレーンアイ”は、目の形の延長上に描くのがコツ。上まぶたのラインをそのまま引き延ばすように、目尻より5mmほど伸ばしてラインを引いたら、下まぶたのラインも通常通り引き、目尻を上まぶたのラインにつなげるようにして、目尻にできた三角形を埋めていきましょう。
目から翼が生えたようなキリッとした切れ長のラインが出来上がったら、令和風の囲み目黒アイラインの完成です。
平成のギャルメイクでは小麦肌やガングロ肌なども印象的でしたが、フューチャリスティックなツヤ肌も人気に。ファッションでも光沢のある素材やシースルー、クリアなスケルトン素材などが流行したこともあり、パール系の下地などを仕込んでツヤッと光る肌を演出するのがトレンドでした。
お人形のようなマット肌も流行しましたが、ツヤ肌ベースメイクは今でも人気のベースメイクの一種です。令和風にアップデートするなら、より素肌っぽいナチュラルな仕上がりを目指すのがおすすめ。韓国メイクのトレンドでは“水光肌”と呼ばれる、濡れたようなツヤを目指しましょう。
令和風のツヤ肌を目指すなら、ベースメイクに仕込むのはオイル。手のひらに1~2滴のホホバオイルやベビーオイルなどを広げて、顔全体にハンドプレスしましょう。
ごく少量のオイルをベースに使ってからいつものようにベースメイクをすることで、メイクが崩れにくくなるメリットもあります。
平成メイクでトレンドとなったリップといえば、ブラウンやベージュ、素肌に近いピンクなどヌーディーなカラー。さらにパールやラメの入ったグロスを上から重ねて、近未来的な雰囲気に仕上げるのがキュートです。
ここ数年はマットリップや真っ赤なリップなどさまざまなリップが流行しましたが、マスク生活になってからはあまりリップメイクに力を入れなくなってしまった…という方も多いようです。
マスク生活からの脱却も近い今、平成メイク風のリップで久しぶりのリップメイクを楽しんでみるのもおすすめ。
令和風にアップデートするなら、よりナチュラルな自分の唇に近い色味のピンク系リップを選ぶのがおすすめ。唇の中央を中心にラフに塗ったら、なるべく細かいパールの入ったグロスをたっぷり重ねると、大人らしさも演出することができます。
懐かしい気持ちになれるレトロな平成メイクは、今見てもとっても新鮮。令和風にアップデートすれば、一瞬で旬の表情をゲットすることができますよ!