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消費者である私たちのみならず、地球全体を守るための取り組みにも尽力しているビューティーブランドなのかどうかを一目で確認することができる“認証マーク”。
機関によってそれぞれ異なる基準が設けられ、なかには高難易度の審査をクリアしなければ取得することができない認証も存在しています。
きちんと意味を理解した上で慎重にお買い物をすることが、結果としてSDGs(持続可能な開発目標)の達成にも繋がるからこそ、下記の主要な認証マークを簡単におさらいしていきましょう。
アメリカ合衆国農務省が定める“USDA(United States Department of Agricultureの略)オーガニック認証”は、「配合成分の95%以上(塩と水を除く)がオーガニック原料であること」「化学肥料や下水汚泥を使用しないこと」などの条件を満たしたブランドにのみ与えられています。
ヨーロッパの5団体によって制定された“COSMOS(Cosmetic Organic Standardの略)オーガニック認証”では、「遺伝子組み換え作物や石油化学系の成分を使用しないこと」「配合成分の95%以上が自然由来であり完成品の最低20%(水やミネラルを含む)がオーガニックであること」などの基準が設けられています。
イギリス最大の有機農業団体が定める“SOIL ASSOCIATION(ソイル・アソシエーション)オーガニック認証”は、「95%以上のオーガニック原料を使用すること」「土壌を用いない栽培方法を行わないこと」「工業地帯から離れた場所で栽培すること」など厳しい基準をクリアしたブランドにのみ与えられています。
イギリスに本拠地を構えるベジタリアン協会によって認証される“The Vegan Society(ヴィーガン・ソサイエティ)”では、「動物性の原料を使用しないこと」「動物実験を行わないこと」などの基準が設けられています。
フランスの認証機関が定める“EVE VEGAN(イヴ・ヴィーガン)”では、「動物由来の原料を使用しないこと」「製造施設の衛生を保つための設備を導入すること」「特定の有害成分を添加しないこと」など国際的な厳しい基準が設けられています。
アメリカの米非営利団体が定める厳格な国際認証制度“B Corporation(Bコーポレーション)”は、「コミュニティ」「環境」「顧客」「ガバナンス」「従業員」の5分野において認められた公益性の高いブランドのみ取得することができます。
継続可能な責任ある森林管理を普及させることを目的としている“FSC(Forest Stewardship Councilの略)認証”では、「森林のもたらす多様な恵みを大切にしながら使用すること」「労働者の権利や安全を守ること」などの一定基準が設けられています。
アメリカとカナダの8つの動物保護団体によって結成されたCCICが運営を行う“Leaping Bunny(リーピング・バニー)認証”では、「全プロセスにおいて動物実験を実施しないこと(業者への委託もNG)」「動物由来の成分や動物実験が行われた原料を使用しないこと」などが基準になっています。
アメリカの動物愛護団体が定める“PETA(People for the Ethical Treatment of Animalsの略)認証”は、「動物由来の素材を一切使用しないこと」「動物実験を廃止すること」を基準に審査が行われています。
認証マークを見極めながら美容製品の購入を決めることで、“本物の美しさ”を手に入れることができるはずです。