- 週間ランキング
猫背の姿勢は、胸の筋肉である「大胸筋」と「小胸筋」、背中の筋肉である「広背筋」の柔軟性が低下し、僧帽筋中部・下部線維や菱形筋から成る「肩甲骨内転筋群」の筋力が低下した状態です。
そのため猫背を改善するには、ストレッチで大胸筋と小胸筋、広背筋の柔軟性を高め、エクササイズで肩甲骨内転筋群を強化する必要があります。
ここでは、大胸筋、小胸筋、そして広背筋を伸ばしながら、強く後弯した胸椎(背骨上部)をリセットできる「胸椎伸展ストレッチ」をご紹介しましょう。
ストレッチを行うにあたり、ヨガマットもしくは大きめのバスタオル、テニスボール1個をご用意ください。
そうすることで強く後弯した胸椎を伸ばすことができ、猫背の姿勢をリセットすることができます。
ストレッチを行う前と後で、壁にかかと、お尻、肩(肩甲骨)、そして頭を付けて立ってみるとその違いがわかると思います。ストレッチを行った後は、背中が壁にピッタリとつくのが実感できるハズです!
ストレッチを行っていて、痛みや違和感があれば、すぐに中止するようにしましょう。
そうすることで肩甲骨内転筋群と合わせて、背骨に沿って走行している「脊柱起立筋上部」も強化することができ、猫背改善効果が期待できます。
15~20回を、1分程度の休憩を入れながら3セット行うようにします。
エクササイズは胸を床から離したまま行うようにし、胸から下は床から離さないようにします。お腹が床から離れてしまうと、肩甲骨内転筋群ではなく腰の筋肉に効いてしまうことになるからです。
アゴを上げてしまうと頚椎への負担が大きくなってしまうので、アゴは上げないようにします。
脂肪燃焼効率を上げるには、肩甲骨まわりをストレッチで動かすことも有効と言えます。
その理由は、肩甲骨まわりには脂肪を燃焼させて熱を作り出す働きがある「褐色脂肪細胞」が存在するからです。
そのため肩甲骨まわりの筋肉へのストレッチを行うことで褐色脂肪細胞を刺激することができ、その働きを活性化させることができると言われています。
肩甲骨まわりには8つの筋肉があるので、それらのストレッチを覚えようとするのは大変ですよね。
そこで、たった一つの動きを覚えるだけで、これら8つの肩甲骨まわりの筋肉をストレッチすることができる方法をここではお伝えしたいと思います。
肘で円を描くように肩を前に10回回したら(写真上)、同じように後ろに10回回します(写真下)。
この動きを、上の写真のように、横向き、仰向け、四つん這い、そして座位と体勢を変えて行うだけです!
肘で描く円をゆっくりと、少しずつ大きくしていくことが可動域を広げるコツです。
必ず前回しから始めて、後ろ回しで終わるようにしましょう。そうすることで胸を張ったかたちでストレッチを終えることができるからです。
痛みや違和感があったら、すぐにストレッチを中止するようにしましょう。
体脂肪を減らすには、「全身の筋トレと有酸素運動を合わせて行うこと」が鉄則ですが、その際のポイントが筋トレの後に有酸素運動を行うようにすることです。
なぜならば筋トレ直後は脂肪が分解され始めるタイミングだからです。
そのため筋トレの後で有酸素運動を10分程度行うだけでも、分解された脂肪がすぐにエネルギーとして使われるようになるので、効率よく脂肪を燃焼させることができます。
脂肪燃焼に適した有酸素運動の運動強度は、「ちょっとキツイかな」と感じられて、軽く息が弾む程度の強度と言われています。
「脂肪を燃焼させるには、呼吸が激しく乱れるほどの高い運動強度が良いのでは」と思われがちですが、そうすると脂肪ではなく糖質がエネルギーとして使われてしまうことになるのです。
今回は「トレーニングをしていても思うように体脂肪が減らない…」という方に向けて、脂肪燃焼効率を上げるコツを3つお伝えしました。
この3つを心がけるだけで脂肪燃焼効果アップが期待できますが、「それでも体脂肪が減らない…」という場合は「食事の摂り方」に問題があるかもしれません。
「体脂肪がなかなか減らない食事の摂り方」については、次回詳しくお伝えしますので、楽しみにしていてくださいね!