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その「血行不良」を解消させるために有効と言えるのが、下半身への筋トレです。
それではなぜ下半身への筋トレが、肩こりと冷えの解消に有効と言えるのでしょうか。その理由として2つ挙げることができます。
下肢の筋肉には「力を発揮して運動を起こす」という働きにも、下肢に滞留した血液やリンパ液をカラダの中心に向かって送り出す「筋ポンプ作用」というものがあります。
筋トレで下肢の筋力を強化することで、筋ポンプ作用がアップし血流が促進され、血行不良という問題を解消させることができます。
筋肉には「熱を作り出す」という働きもあるのです。実際、体熱の約40%が筋肉で生み出されていると言われています。
また、全身の筋肉のうちの約70%を下半身が占めているとも言われています。そのため、筋トレで下半身の筋肉量を増やすことで体熱産生能力を高めることができ、冷えの解消につなげることができると言えます。
それでは下半身への筋トレとして、具体的にどのようなエクササイズを行えばよいのかご紹介していきましょう!
行っておきたいエクササイズは、以下の5つです。
下半身に存在する筋肉には、お尻の筋肉である「大殿筋」、太ももの筋肉である「大腿四頭筋」と「ハムストリングス」、内ももの筋肉である「股関節内転筋群」、そしてふくらはぎの筋肉である「下腿三頭筋」などがありますが、この5つのエクササイズを行うことでこれらの筋肉を鍛えることができます!
エクササイズを行うにあたり、以下の5つを用意しておきましょう。
また、周りに障害物などがないことを確認した上でエクササイズを行うようにしましょう。
そうすることで大殿筋、ハムストリングス、そして大腿四頭筋を強化することができます。
10回を、1分間の休憩を挟みながら、3~5セット行います。
大殿筋とハムストリングスに効かせるには、上体をやや前傾させるようにします。胸を前に、お尻を後ろに突き出すことで上体を前傾させることができます。
また、お尻を後ろに突き出すことで、膝がつま先よりも前に出にくくなります!
スクワットと同様、大殿筋、ハムストリングス、大腿四頭筋に効かせることができますが、体幹の安定性も要求されるようになります。
左右それぞれ10回を3セット行います。
動作中は、つま先、膝、股関節を結ぶラインが一直線となるようにしましょう。
膝がつま先よりも前に突き出さないようにしましょう。「お尻を真下に下ろす」ということを意識することで、膝が前に突き出しにくくなります。
膝を伸ばしてヒップリフト動作を繰り返すことで、大殿筋よりもハムストリングスに効かせることができます。
10~15回を、1分間の休憩を挟みながら3セット行います。
両足のかかとでイスの座面をしっかり押しながらお尻を上げることで、ハムストリングスへの効果が感じられるようになります。
通常のヒップリフトと同様に、動作中は肩甲骨が床から離れないようにします。
かかとをつけてつま先を大きく外側に開きながらボールを挟む動作を繰り返すことで、股関節内転筋群だけでなく大殿筋にも効かせることができます。
10~15回を、1分間の休憩を挟みながら3セット行います。
股関節内転筋群に効かせるためには、ボールを挟む位置がポイントとなります。ボールは内ももの上部で挟むようにします。
15~20回を、1分程度の休憩を挟みながら、3セット行います。
かかとをできるだけ高く上げるようにすることで、下腿三頭筋に効かせることができます。
今回は、多くの女性を悩ます「肩こり」と「冷え」という2つの問題を一気に解消させるために行っておきたい下半身エクササイズを5つご紹介しました。
エクササイズは、休養日を挟んで週2回行うとよいでしょう。
肩こりと冷えをもたらす血行不良を解消させるには、合わせてストレッチも行うとより効果的です。そのストレッチについては、次回お伝えする予定ですので、楽しみにしていてください!