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サロントリートメントとは、美容室で受けられるヘアトリートメントのことです。サロントリートメントには様々な種類があります。その中でも、「システムトリートメント」と呼ばれるものは、比較的多くの美容室で取り入れられています。
システムトリートメントとは、複数のトリートメントをカスタムして重ね付けするものです。美容師さんが、髪質やお悩みに合わせて最適なトリートメントを選ぶので、仕上がりもよく特別感もありますね。
自分でもホームケアをしっかりと行いながら、サロントリートメントを定期的に行うことで、綺麗な髪に近づくのです。
ここで言うトリートメントとは、お家で行うトリートメントと、サロントリートメントの両方をさします。厳密に言うと、サロントリートメントの方が性能が高いのですが、役割や目的は根本的に同じです。
トリートメントは、あくまでも髪の栄養補給です。生えたての髪(カラーやパーマなどのダメージを受けていない健康な髪)に近づけるために行うのがトリートメントとなります。
カラーやパーマでダメージを受けた髪は、水分や油分、栄養分などが失われている状態です。そこに、トリートメントをして失われたものを補給することで、扱いやすい髪に近づくのです。
ここで注意したいのが、一度ダメージをうけた髪は元には戻らないということです。あくまでも、「健康な髪の状態に近づける」ための施術なので、そこはしっかりと覚えておいてくださいね。
綺麗な髪を目指すべく、ホームケアをしっかりと行い、定期的にサロントリートメントを受けているのに、綺麗にならない…。実は、このように感じている方はとても多いのです。
トリートメントで健康な髪に戻らないということは理解していても、手触りや見た目がよくならないと辛いですよね。
もしかすると、その髪に必要なのはトリートメントではないかもしれません。トリートメントではどうにもならない、いろんなお悩みの原因は、「髪のくせ」である可能性が高いです。
次はくせ毛の種類についてご説明します。
くせ毛には様々な種類がありますが、ざっくり分けると「うねりタイプ」と「ねじれタイプ」があります。
うねりタイプは文字通りうねっているので、パッと見ただけでもわかりやすいくせ毛です。しかし、ねじれタイプは美容師ではない方が見ても、くせ毛だということがわかりづらいのです。
ねじれタイプの髪は、「捻転毛(ねんてんもう)」と呼ばれます。髪の毛一本一本がねじれているため、触るとチリチリ・ザラザラしていることがあります。一見、ただダメージしているようにしか見えないので、隠れたくせ毛というわけですね。
上記に当てはまる人は、捻転毛の可能性があるので、美容師さんに相談してみましょう。
「髪の量が多く感じる」という部分で、実際に髪の量が多い場合もありますが、くせ毛で広がっているだけということも考えられます。そうとは知らず、カットで髪をすきすぎると、余計に広がってしまうことになるので注意が必要です。
自分は髪がうねっていないからくせ毛ではない!と思っている方もいるかもしれませんが、トリートメントでも綺麗にならない場合は、この隠れくせ毛(捻転毛)かもしれません。
くせ毛の場合、扱いやすい髪にするために必要なのは、縮毛矯正です。トリートメントが髪表面あたりに作用するのに対し、縮毛矯正は、髪の内部構造を作り変える作用がある施術なのです。
縮毛矯正は、簡単に言うとくせをまっすぐに伸ばす施術です。縮毛矯正は髪にとって、美容室で行う施術の中でもかなり大掛かりなもの…。ダメージもリスクも大きくなるので、縮毛矯正をするとき(選ぶとき)は慎重に選びましょう。
注意したいのは、価格帯と経験値です。できるだけ安くしたい!と思うものですが、安すぎる美容室は避けるのがベストです。最低でも15,000円以上、お金に余裕があれば20,000円以上に設定されている美容室がオススメです。
高すぎる…という声が聞こえてきそうですが、高いものには理由があるもの。縮毛矯正を専門にしている美容師さん、縮毛矯正の経験が豊富な美容師さんは、必然的に価格が上がります。
縮毛矯正の仕上がりは、みなさんが思う以上に重要です。繰り返しになりますが、縮毛矯正は髪の土台を変える施術。この土台が綺麗に仕上がっていなければ、その上から行うカラーやトリートメントの仕上がりも悪くなってしまいます。
せっかく髪に良い、価格の高いカラーやトリートメントをしても、活かすことができないのです。そうならないためにも、縮毛矯正にはある程度の金額を出す価値があると、私は思います。
その時は、たくさんのくせ毛の方を見てきた美容師さんにお任せするのが安心です。インスタグラムなどで調べてみると、縮毛矯正の仕上がり画像を上げている方が多いので、ぜひチェックしてみましょう。
トリートメントは、髪を綺麗に保つためにとても大切なものです。しかし、それだけでは綺麗にならない場合もあるのです。自分で髪質を見極めることは難しいので、ぜひ一度「トリートメントをしても思うようにならない」ということを美容師さんに相談してみてくださいね。
この記事が自分の髪を見直すきっかけになれば嬉しいです。