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基礎代謝とは、呼吸や体温の維持など、人が生きていくために最低限必要なエネルギーのこと。1日に使うエネルギーの約7割を占めているため、基礎代謝を上げると効率よくエネルギーを消費してくれます。
冬は、「痩せにくい」イメージがありますが、基礎代謝は10月以降寒い季節にかけて上がるため、実はダイエットをするのは適しています。
適度な運動や、睡眠など生活習慣も大切ですが、毎日する食事から、基礎代謝を上げる意識をしてみましょう。
では、具体的におすすめの食材をご紹介していきます。
生姜に含まれる“ジンゲロール”という成分は、血管を広げて血行を良くし、冷え性改善の効果が期待できます。
また、ジンゲロールを加熱すると“ショウガオール”という成分になりますが、ショウガオールは熱を生み出すため、ジンゲロールと同じく血行促進におすすめ。ダイエット中は、冷えると血液の流れが悪くなり、代謝が落ちてしまうため、体を温めることが大切です。
生の生姜を料理に使うことももちろん良いですが、練り生姜をプラスするだけでもOK。「味噌汁+生姜」「ホットミルク+生姜」「紅茶+生姜」など、手軽に生姜をプラスして、血行を良くしましょう。
唐辛子に含まれるカプサイシンを摂取すると、アドレナリンが分泌され、脂肪が燃えやすくなります。エネルギーの代謝も活発になるといわれています。
また、カプサイシンは、腸のぜん動運動を活発にする働きがあるため、便秘解消にもおすすめ。排便がスムーズにおこなわれると、体内の老廃物が出され、肌荒れ予防・代謝UPにもなりますよ。
一度に大量に摂取すると胃腸に刺激を与えすぎてしまうため、生姜と同じく、普段食べている食事にプラスしていただきましょう。「味噌汁+唐辛子」「パスタ+唐辛子」「スクランブルエッグ+唐辛子」などがおすすめです。
トマトに含まれるリコピンは、抗酸化作用があることで知られていますが、血液中の悪玉コレステロールを減らして血液をきれいにする働きもあります。血行が良くなると、胃腸をはじめとする臓器の動きが良くなり、代謝UPにつながります。
リコピンは脂溶性の栄養素なので、「トマト+オリーブオイル」「トマト+ツナ」など、油とあわせて取り入れると吸収率が上がります。時間に余裕があるときは、「炒めトマト」もおすすめ。オリーブオイルでトマトを炒めて、塩・こしょう・バジルで味付けしてください。トマトの味に深みが出ますし、温かいので体を冷やすことなくいただけますよ。
納豆のネバネバ成分の“ナットウキナーゼ”は、血液をサラサラにする働きがあります。特に、寝ている間(深夜~早朝)は、血液がドロドロになりやすいといわれているため、夕食・寝る前に納豆を食べるのが効果的ですよ。
また、ナットウキナーゼは熱に弱いため、そのままいただきましょう。
納豆の原材料である大豆には、たんぱく質が豊富であることも代謝UPに嬉しいポイントです。たんぱく質は筋肉をつくる材料です。基礎代謝は筋肉が多いほど高くなるため、筋肉量を落とさないためにも、毎食たんぱく質をしっかり補給する必要があります。
黒豆の皮には、ポリフェノールである“アントシアニン”が含まれています。アントシアニンは強い抗酸化作用をもつため、美肌づくりにもおすすめですし、血液中のコレステロールを減らして血液をきれいにする働きがあるため、代謝UPにもおすすめ。
また、黒豆にはイソフラボンが含まれるので、更年期症状にお悩みの人にも向いていますよ。さらに、不溶性食物繊維が多いため、腸で水分を吸収して膨らみ、便のカサを増やして排便をスムーズにするので、便秘解消にも◎。
お正月によく食べますが、ぜひ普段から食事に取り入れてみてくださいね。
にんにくに含まれる“アリシン”は、熱が加わることで“スコルニジン”に変化します。スコルニジンは、血行を良くする働きがあるため、代謝UP・冷え性改善に◎。
また、アリシンはビタミンB1の効果を高くする働きがあります。ビタミンB1は、糖質をエネルギーに変えるために必要な栄養素。食べたものを効率よくエネルギーに変換する=代謝が良い体づくりにつながりますよ。
ビタミンB1が多い豚肉や枝豆と調理しましょう。また、白米よりも玄米のほうがビタミンB1が多いので、主食を変えてみるのも◎。
いかがでしたでしょうか?春になると薄着になることが増えるため、体型が気になることがあるかと思います。ぜひ、冬のうちから、基礎代謝UPを意識して、ダイエットに取り組んでみてくださいね。