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冒頭でも触れましたが、「糖質OFF」や「糖質カット」という言葉をよく耳にするようになり、〈糖質=太る〉と解釈される人が多くなってきました。
しかし、ボディメイクにおいて糖質は不可欠と言えます!その理由として3つ挙げることができます。
前述したように、糖質はカラダを動かすエネルギーとなります。糖質をカットして糖質が入って来ない状態でカラダを動かすとどうなるか。“ガス欠”状態に陥ってしまうため、カラダが十分に動かせなくなります。
カラダが十分に動かせなければ、エクササイズ効果も不十分なものとなってしまうと言えます。十分な効果が得られないばかりか、思わぬケガを負ってしまう危険性も考えられます。
筋肉量を増やすには、筋トレと合わせてタンパク質の摂取が必要となります。しかし、それだけではまだ不十分です!
筋トレ後はエネルギーが枯渇した状態でもあります。そのためタンパク質だけを摂っても、それは筋肉作りの材料としてではなく、枯渇したエネルギーを補う目的で使われてしまうことになるのです。そこでタンパク質が筋肉作りの材料として使われるように、筋トレ後はタンパク質と合わせて糖質の摂取も必要となるのです。
このタイミングではカラダがエネルギーを欲しがっているので、吸収速度が素早く即座にエネルギーに変換できる「単糖類」や「二糖類」から摂るようにします。糖質含有量の高いプロテインやハチミツ入りのプロテインは、タンパク質と糖質が同時に摂れるのでお勧めと言えます。
また、運動をしていない場面でも、糖質が入って来ない状況でお仕事をしたり家事をしたりすると、エネルギーが入って来ないので、カラダは筋肉を分解してまでエネルギーを作り出そうとしてしまうことになります。
そのため糖質をカットしてしまうと、どんどん筋肉量が減ってしまうため、基礎代謝低下を招き、却って太りやすいカラダになってしまうと言えます。
そこで筋肉量減少を防ぐために、糖質の摂取が必要となるのです。カラダを活動させる朝や昼は、しっかりとご飯や麺類などといった多糖類から糖質を摂るようにするとよいでしょう。
糖質はボディメイクをする上で不可欠なものだからといって、むやみやたらに摂ればいいというものではありません!いくらボディメイクをする上で欠かせないと言っても、間違った摂り方をしてしまうと、ボディメイク効果をダウンさせてしまうことになります。
多くの人が糖質を「太るモノ」と解釈していますが、問題は糖質そのものではなく「糖質の間違った摂り方」にあるのです。
ボディメイク効果をダウンさせないようにするために、糖質を摂る際気をつけておくべき点として2つ挙げられます。
単糖類や二糖類は血糖値が急激に上昇し、エネルギーとして使われないと脂肪に変わってしまいます。そのため体脂肪を増やしたくない方は、摂取を控えるとよいでしょう。
単糖類や二糖類を含む食べ物として、「砂糖が多く含まれた食べ物や飲み物」などが挙げられます。
夜食にご飯やパスタなど麺類を食べてしまうと、夜は身体活動量が少ないので、エネルギーとして使われることなく、中性脂肪として脂肪細胞に蓄えられてしまうことになります。
そのため体脂肪を増やさないようにするには、夜間の糖質の摂取は避ける必要があると言えます。
今回は糖質をカットすると太りやすくなる理由と、糖質を摂る際に気をつけるべき点などについてお伝えしてきました。
ボディメイク効果を後押しするためには、「糖質カット」や「糖質OFF」よりも、「糖質をどのタイミングで、どのように摂るべきか」という糖質のコントロールが重要であると私は考えます。
ダイエットのご参考になれば幸いです!