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つねに忙しく過ごしている現代人は、心身ともにお疲れ気味です。仕事だけでなく、プライベートでもつねにマルチタスクになっていませんか?
自分では意識していなくても、同時に複数のことを考えたり、複数のことを処理したりしていることが多いものです。すると「脳」は疲れ果て、ストレスでいっぱいになってしまうことも。そのため、時には心も体も休めることが大切です。
そこで今回は、疲労やストレスを緩和してくれる「マインドフルネス」についてご紹介します。マインドフルネスは短時間でも比較的簡単にできるので、身につけておけば毎日をハッピーに過ごすことができるでしょう!
マインドフルネスとは、五感を研ぎ澄まして「今この瞬間に集中する」ことです。
子どもの頃は、目の前の遊びや楽しいことだけに夢中になります。しかし、大人になるにつれて脳が発達してくると、様々なことを複雑にからめ合って考えてしまうようになります。
すると脳がキャパオーバーになり、大きなストレスを抱えてしまうことになるのです。それを改善してくれるのが、「マインドフルネス」です。
今この瞬間だけに集中することで、余計なことを考えなくなり、物事をシンプルにとらえやすくなります。すると脳の負担が軽減され、目の前の作業に集中することで効率もアップ。心も体もハッピーになります。
そのためには、いつでもどこでもマインドフルネスの状態をつくれるようになることが大切です。
マインドフルネスにはいくつかありますが、たとえば目の前の食べ物に集中する「マインドフルネスイーティング」や、自分の体の感覚に意識を向ける「マインドフルネス瞑想」などがあります。
世界的に有名な大企業でも採用され、社員に実践させていることで話題になりました。そのため、健康意識の高い人たちの間で注目を集めています。
「今に集中する」と聞くと、集中力が必要なので「かえって脳が疲れてしまうのでは?」と思う人もいるかもしれません。しかし、マインドフルネスには脳を休める効果があります。
マルチタスクを抱えていると、一度に色々なことを考えて焦ったり、不安になったりしがちです。作業だけに集中できれば良いのですが、頭の中が雑念でいっぱいになると、疲労やストレスがたまりやすくなってしまうのです。
疲労の大部分を占めるのが「脳疲労」だと言われているため、マインドフルネスで脳疲労を回復すれば心身ともにハッピーになり、イライラ解消にも役立ちます。
マインドフルネスでは、今に集中することで余計な情報を排除し、好きや嫌いなどの判断を一切しないニュートラルな状態をつくります。今をありのままに感じることで自分や状況を受け入れ、冷静で安定した精神を取りもどすことができるのです。
今回は、五感を研ぎ澄ます「マインドフルネス瞑想」のやり方についてご紹介します。毎朝のルーティンにしても良いですし、仕事の合間など雑念がわいたときに実行することもできます。では、早速やってみましょう。
マインドフルネス瞑想は、できるだけ静かなリラックスできる環境で行うことが大切です。5分でも良いので、一人になれる場所で行いましょう。
雑念がわいてきたら「今、雑念がある」と素直に受け入れ、ふたたび呼吸に意識を向けていきましょう。
リラックスするためには、副交感神経を優位にする「腹式呼吸」がおすすめ。呼吸するたびにお腹がふくらんだり、へこんだりする感覚に意識を向けてみましょう。
目を閉じなくても、マインドフルネス瞑想をすることができます。何か1つをじっと見つめ、それをありのまま観察します。好きや嫌いの感情を排除し、ありのままに観察するのです。これは、人間関係にも応用できますね。
人には必ず好き嫌いがあるものですが、先入観を持って見てしまうと見誤ってしまうことも少なくありません。
先入観を持たずにありのまま観察するクセをつければ、意外な良さや感動が生まれてくることもあります。五感をフル稼働させて、ありのままを感じましょう。
マインドフルネスの効果とやり方についてご紹介しました。マルチタスクが日常化している現代人には、マインドフルネス瞑想は必要な習慣といえるでしょう。
疲れやストレスがたまると、ついイライラしてしまうことも多いですよね。そんなときは、一旦心をニュートラルにするためにも、マインドフルネス瞑想を試してみてください。心も体もハッピーになり、毎日が楽しくなっていくこと間違いなしですよ!