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カネボウ化粧品主催「夏のメイクセミナー」のスペシャルゲストは、AKB48の加藤玲奈さん。加藤さんを見て頂くとわかるように、アイドルのメイクはとてもナチュラル。ですが、激しいステージパフォーマンスをしても崩れにくくするための工夫と、握手会などでファンの方から至近距離で見られても「可愛い」と思ってもらえるような工夫がなされているとのこと。
このテクニックは、私たち大人女性でも活用できるはず。暑い季節の外回り時に崩れにくくて、しかも取引先の方にプラスイメージを持ってもらえたら、とても素晴らしいとは思いませんか?お子さんと外で元気に遊びながら写真を撮っても、メイクが完璧で写真うつりも良ければ最高ですよね!
アイドルはどんな技を使っているのか知りたすぎる!
そんな疑問を解決すべく、今すぐ真似したい簡単テクを、AKB48グループの劇場公演から大規模コンサートのヘアメイクを手掛ける、オサレカンパニー チーフヘアメイクの鈴木弘子さんに教えて頂きました。
崩れにくいベースメイクのポイントは、<薄付き><密着度が高い>こと。だけど、疲れやストレスなどで発生する肌トラブルもカバーしたい。そんな人に活用して欲しいのが、「コントロールカラーとコンシーラー使い」です。
①化粧下地や日焼け止めを顔全体に塗布したら、クマ・くすみ・赤みなどの気になるパーツに、肌悩みに合った色味コントロールカラーを塗布。
②目元と口元・小鼻周りにコンシーラーを。このとき、ブラシでピンポイントにのせた後、指の体温でなじませるのがポイント。また、口元は目元よりワントーン暗いカラーを塗布すると、肌馴染みが良くなる。
③リキッドファンデーションは顔全体ではなく、必要な部分のみに塗布。
④仕上げに崩れやすいパーツにのみ、お粉をパフで叩き込む。
チークが崩れやすい方は、お粉の前に練りタイプのチークを仕込んで。頬の高い位置にのせると、笑顔の可愛いアイドル顔に。
アイドルと言えば「前髪」。眉は汗や前髪による擦れで消えやすいので、アイブロウは3種使うのだそう。一般の方も、写真や光の加減で眉尻が消えて見えてしまうことがあるので、3種使いを真似ると安心です。
①リキッドアイブロウで眉尻や毛流れを整え、生えムラを埋める。この一手間が、ライトで消えない眉を作る。
②アイブロウパウダーで眉全体をふんわりと見せる。
③眉マスカラで柔らかい印象に見せる&より崩れにくい眉へ。
通常アイブロウアイテムは髪色と揃えますが、3種使う場合は、髪色より明るい色を選ぶと良いでしょう。
アイドルはやっぱりプルプルの唇が魅力。だけど、いわゆる「後れ毛」が、ダンス時に唇に触れ、そして頬に筋のようにリップがついてしまうことも!これ、一般の方でも強風の日にありがちですよね。それを防ぐ手間も教えて下さいました。
①ベースメイク終了後にリップエッセンスを厚く塗る。
②すべてのメイクが終了したらティッシュオフ。
③プライマーを塗ってから、ルージュを塗布
④最後に顔全体にミストをかけてフィックスさせる。
たっぷりのエッセンスでパックをしておくことで、長時間のステージでも乾燥しにくい唇へ。そして、一度オフしてべっとり感をなくした後、グロスを使わずセミマットに仕上げることで、崩れにくい唇が完成します。
最後にミストで、メイク全体をフィックスするのを忘れずに。
一見とてもナチュラルに見えて、実は計算しつくされた<仕込み>に溢れているのがアイドルメイク。
彼女たちが普段取り入れているメイクテクニックを真似すれば、どんなに汗をかいても動いても!完璧メイクをキープすることができるかも?!
AKB48グループをメインに、2.5次元の衣装デザイン制作・ヘアメイク・スタイリングなどを一手に手掛ける。高い技術と豊富な経験により、個性と魅力を何倍にも引き出す、クリエイティブ集団。