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タイツはさまざまなブランドから出ていますが、それぞれ記載されているデニールは、そのタイツに使われている糸や繊維の太さを示しています。
糸を9000mに伸ばした時の糸自体の重さで表されていて、9000mで10gの場合は10デニールということになります。そのため、9000mで30gになる糸で作られた30デニールと、9000mで100gになる糸で作られた100デニールのタイツとでは、かなり差が生じます。
それぞれメリットデメリットも違い、印象やはき心地も変わってきます。今回はそれぞれのデニールがどんな印象に見えて、どんなはき心地なのかを比べてみましょう。
30デニールは、タイツのなかでも一番薄手のデニールになります。一般的には30デニール以上がタイツと言われ、30デニール以下に関してはストッキング扱いになります。そのため、タイツのなかでも一番ストッキングよりのシアーな見た目になります。足が全体的にしっかりと透けていて、少しタイツ色に脚が染まるような見た目。
透け感がしっかりとあるので、よりセクシーな印象だったり、フォーマルなスタイルにも合いやすいです。ストッキングよりは厚手ですが、タイツの中では薄い分、寒さや冷えに関してはそこまでカバーできません。はき心地は軽いのでオールシーズン履くことができます。
60デニールになると、全体は透けませんが程よい透け感で、脚の立体感などもしっかりと残した見た目になります。膝や脚の中心部などが透けて美脚効果もあります!タイツなので、暖かさもありますが、タイツ自体がそれほど分厚い訳ではないため、苦しくなったりすることもほとんどなく、ゆったりとしたはき心地です。
冬で寒いけど、美脚効果があるタイツが良いという方にはぴったりのデニール数です。60デニールくらいまでであれば、フォーマルスタイルも合いやすいでしょう。もちろんカジュアルに使うこともできます。
80デニールになると、透け感はほとんどなくなってきます。ブランドによって膝が少し透ける程度になったり、全く透け感がないものも多いです。しっかりした糸で作られているため、はき心地も厚みがあり、程よい締め付け感のタイツも多いので、むくみや冷え対策にもぴったりです。
透け感があるものよりはカジュア向きな印象の見た目になりますが、最近は80デニールがとくに人気だそうで、トレンド的にも厚みのあるタイツをコーディネートに合わせるスタイルが流行っている傾向があります。おしゃれ感も残しつつ、暖かさもしっかり重視したいという方におすすめのデニールです。
一般的に110デニールくらいまで出しているブランドが多い中、160デニールやそれ以上のデニールを出しているブランドなどもあります。とてもしっかりとした重みのある糸で作られているため、とにかく寒さ対策としては抜群の作りです。肌の透け感はなく、のっぺりとした印象なので、カジュアルなコーディネートに合いやすいです。
しかし、厚みがしっかりある分締め付けがあるものであれば、キュッとした着圧をしっかりと感じることができ、美脚効果も感じられます。冬のアウトドアやウィンタースポーツなどにも使える防寒効果抜群のデニール数です。
それぞれデニール数で厚みやはき心地、印象が違いますが、合っているコーディネートなども変わってきます。やはり、女性らしいドレススタイルやワンピースなどフォーマルなコーディネートをする日に関しては少し透け感があるとおしゃれでセクシーな印象も出すことができます。
ニットやコートでしっかりと寒さ対策をした日であれば、コーディネートに合わせて脚も厚手のタイツで合わせれば、全体的にバランスも取れそうですよね。
さらに、デニール数が上がってくるにつれて、伝線もしにくくなります。「すぐ伝線させてしまう!」と悩んでいる方は、デニール数をあげてみるのも良いのかもしれません。
いかがでしたか?タイツと一言で言っても、デニール数によってかなり違いがでてくるんですね。冬はタイツが欠かせない季節ですが、うまくデニール数を使い分けて、おしゃれに防寒対策をできるとよいですね!
今回のデニール数の比較を、ぜひ参考にしてくださいね。