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中国の製作会社Deepoon VR(DPVR)が新しいヘッドマウントディスプレイ「E3」の先行予約を開始した。
まず確認しておかなければならないことは何と言ってもまずこの名前だろう。
E3と聞くと、VRのビッグイベントの方を思い浮かべる人も多くいるだろうが、今回この記事で紹介するE3とは、タイトルにあるように、DPVRが発売を開始した新しいヘッドマウントディスプレイのことである。
新しいヘッドセットと聞いてまず気になるのがやはり、どのコンテンツが遊べるのかということであるが、「E3」はSteam VRのコンテンツをプレイすることができるだけでなく、DPVR独自のプラットフォームである、3Dbobo、DPVR All-in-One、そしてDPVR Assistantの合わせて四つのプラットフォームでのコンテンツをプレイできる。
そしてこのヘッドマウントディスプレイの特徴はその軽さにある。
「E3」の特徴である軽さは、グラムにするとなんと297gしかない。
参考までに他のHMDsの重さを挙げると、OculusRiftは487グラム、HTC社のVIVEは579グラム、PlayStation VRは610グラムである。
これらと比べると297gがいかに軽いかがわかるだろう。
では何故ここまで軽くすることができたのか、その秘密はルームスケールポジショニングに使われているシステムにある。
本来使われているシステムは「Lighthouseシステム」と呼ばれるもので、これはレーザーレシーバーを32本必要とするのに比べ、E3は「Polarisシステム」を用いており、必要なレーザーレシーバーはたった6本なのである。
この26本のレーザーレシーバーの差が、これほどの重さの差を生み出しているという。
そしてこの「Polarisシステム」を開発したのもまた、「E3」を開発しているDPVRであるため、DPVRは独自の開発手法により、297gという軽さを実現している。
その他にも「E3」は、アイトラッキングや顔認識、そしてSamsung社の「AMOLEDソフトライトスクリーン」を用いることで、2560×1440の解像度を持っている。
DPVRによると、ミッドレンジコンピューターと互換性があり、また、ヘッドセットのヘッドバンドは理想的なものとなっているとのこと。
このデバイス「E3」の先行予約は、中国のeコマースサイト「JD.com」からできる。
参照:VRfocus
URL:https://www.vrfocus.com/2017/04/chinese-firm-dpvr-launch-new-vr-headset/
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