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アメリカの「Lucile Packard Children’s Hospital Stanford(スタンフォード大学の小児科病院)」が、医療ケアが必要な子供達に向けて、VRテクノロジーを利用、三つのプロジェクトを展開中であることを、海外メディアのVR focusが報じた。
三つのプロジェクトは現在、初期ステージの展開途中であるが、Lucile Packard Children’s Hospital Stanfordのドクターはこのプロジェクトが成功し、他の病院でも実施されて多くの人が助かることを願っている。
一つ目のプロジェクトは「Stanford Virtual Heart」と呼ばれるもの。
先天性(生まれつき)の病気が赤ちゃんの心臓で発見された場合、医師は赤ちゃんの保護者にその複雑な病気を説明しなければならない。
保護者は子供の病気はしっかりと理解したいという思いであるが、医学に関しては素人であるためどうしても浅い部分での理解で終わってしますケースが多いようだが、このプロジェクトにより、それが改善される。
これがどういったプロジェクトかと言うと、保護者にVRヘッドセットを付けてもらい、心臓のVRモデルを3Dで見てもらう。
そして、腫瘍などの心臓の悪い部分まで視点を持っていくことで、どこがどのように悪いのかをバーチャルの心臓を持ってして理解してもらうというプロジェクトである。
一つ目のプロジェクトは「Project Brave Heart」と呼ばれるもの。
このプロジェクトは主に8歳からが対象で、8歳以上の患者の病気によるストレスや不安を減らすため、リラックスするためのテクニックを学んでもらうというプロジェクトである。
三つ目のプロジェクトには固有の名前が付けられていない。
このプロジェクトは、患者やその親族にVRヘッドセットを付けてもらうことで、3-Dでわかりやすく手術の手順やルートを理解してもらったり、患者にはCTやMRIスキャンを使う際に起こすべきアクションなどを教えるというプロジェクトである。
Children’s Heart Centreの代表で、小児科心臓学のドクターであるStephen Roth氏は以下のように語る。
そういったパートナーやサポーターの皆さんのおかげで、スタンフォードの枠を超え医療業界全体に実施レベルで提供できるほどになりました。
これこそが最高水準の技術です。」
参照:VRfocus
URL:https://www.vrfocus.com/2017/03/paediatric-cardiologists-introduce-vr-technology-to-childrens-healthcare/
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