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数日の間に世界中の教育関連企業が集まり教育の将来を詳述してきたこのイベントの中でVRは大きな話題となっており、Googleは自社のExpeditionsのプログラムがHoughton Mifflin Harcourt (HMH)、そしてPearsonのシステムと共に自由に利用が可能になった旨を明かしていた。
当イベントでPearson社はGoogle Expeditionsで体験できる、英国のロンドン交通博物館での3Dツアーの様子を一部公開。
360°可視のバーチャルツアーは、1900年初期にイギリスの輸送機関システムを救った偉人・Albert Stanleyの展望から行われる。
このツアーを通じて、生徒は英国の輸送機関の歴史を学ぶとともに、昔のバス、電車、市外電車といった45万に上る博物館の文化遺物のコレクションからの選りすぐりを目にすることができるとのこと。
Pearson社の学習・イノベーション部門責任者のMark Christian氏は、
「アメリカのモンタナに暮らす、電車の大ファンの中学生になって火曜日の朝にロンドン交通博物館への社会科見学へ行けることをご想像いただきたい。
もしくは海の底を探検することが夢の、オハイオに暮らす3年生になって実際に水曜日午後の理科の授業でそれができる、といったことでも良い。
今日のデジタル学習テクノロジーの力を通して、これらの全てを行うことが可能になるのだ。
学生を斬新かつ刺激的な形で学業に従事させるためにこれらの革新的で魅力的な学習システムを開発することは、学習を変えるために、テクノロジーを革新的に使用する、という我々Pearsonの確約の実例であると言えるだろう。」
と述べている。
Google Expeditions Pioneer Programが2015年5月にリリースされて以降、Cardboard ヘッド・マウント・ディスプレイ(HMD)を利用してVRの社会科見学を行った生徒の数は11か国100万人に上るとのこと。
今後のシステム・機器双方の発展に伴い、この利用者数も飛躍的に増加していくことが予想される。
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