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同メディアによると、360°動画制作と配信を手がけるJauntは、先月開催されたサンダンス映画祭に出品した360°動画「Under the Canopy」をYouTubeで一般公開した。
同動画は、アマゾン河流域の自然とその住人、そしてアマゾン河における森林伐採の実態を題材としている。タイトルにある単語「canopy」は「樹冠」と訳すことができ、邦題をつけると「樹冠のもとで」とでもなろう。
同動画には、アマゾン河流域の先住部族出身のガイドKamanja Panashekungと俳優のLee Paceが出演している。
同動画を視聴すればわかるように、アマゾン河には神秘的ですらある鬱蒼とした熱帯樹林が広がっている一方で、毎年アメリカにあるイエローストーン国立公園の面積の1.5倍に相当する森林が失われている。ちなみに同国立公園の広さは8,980平方km、東京ドームは46,755平方mであり、文字通り桁はずれの広さである。
同動画を制作したJauntのクリエイティブ・ディレクターのMeeganは、制作時に心がけていたことを以下のように話している。
「(アマゾン河の森林伐採の実態を伝える)プロジェクトにアプローチするために、私たちは気候変動問題の見地から森林の保全が重要であることを説明するだけではなく、アマゾン河から遠く離れている視聴者にスリルを味わってもらえるように制作しました。」
360°動画は伝統的な2D動画と比べると、「映像」というよりは「体験」に近い。環境問題のようなアタマではわかっているけど実感がわかないようにテーマに関しては、カラダで「体験」できる360°動画のほうがより視聴者に訴えるものがあるのかも知れない。
Jauntが制作した360°動画「Under the Canopy」を紹介したVRFocusの記事
https://www.vrfocus.com/2017/02/discover-riches-and-ruin-in-amazonia-as-jaunt-releases-under-the-canopy/
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