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同メディアによると、専用カメラアクセサリーをiPadに装着するだけで、Googleが開発した空間認識AR機能であるTangoのように、カメラで撮影した空間を測量できるようになるiPad対応アプリ「Canvas」が公開されている。
同アプリの使い方は簡単で、専用カメラアクセサリー「Structure Sensor」を装着してアプリを起動後、測量したい空間をパノラマ画像を撮影するような要領でスキャンすると、空間全体が3Dオブジェクトとして生成される。
測量した空間内で任意の箇所の長さを知りたい時は、生成された3Dオブジェクトの2点をタップすれば、測量値が表示されるのである。
同アプリが空間認識できるのは、Microsoft Kinectのように赤外線を発している2つのレンズから構成されているStructure Sensorがリアルなオブジェクトを測量しているからだ。
同カメラアクセサリーは$380と有料アイテムであるが、同アプリ自体は無料であること、さらには同アプリに使わずに人力で部屋を測量する時に要する人的・時間的コストを考えると、とくにインテリア・デザイン関係者にとっては垂涎のアプリではなかろうか。
さらに、同アプリがスキャンした空間データひとつに対して$29を支払えば、空間データをエンジニアリング・ソフトCADで使えるデータ(.skp/.dwg/.daeファイル)として出力サービスも提供されている。
ちなみに、同アプリを開発したOccipitalによると、同アプリがStructure Sensorを活用した初のARアプリとのこと。
今後、Structure Sensorを活用したTangoライクなiOSアプリがさらにリリースされるかも知れない。
Canvas公式サイト
https://canvas.io/
参照元URL:http://uploadvr.com/canvas-occipital-ipad/
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