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同メディアは、HTC社のVIVE対応ワイヤレス・アップグレードキットに関して、同社の幹部に問い合わせ、同デバイスに関するコメントを得ることに成功した。
中国メーカーTPCASTが同デバイスを発表してから、VIVEコミュニティーで注目を集めているのは「ワイヤレス・アップグレードキットは本物なのか」という話題である。
「ハイエンドVRヘッドセット」のカテゴリーに分類されるOculus Rift、HTC社のVIVE、そしてPS VRは、高精細なグラフィックを遅延=レイテンシーなく体験できる代償として、高性能なGPUを搭載したVR Ready PC(とPS4)に繋がれている。
TPCAST社の公式サイトに掲載されている最新情報によると、同デバイスはワイヤレスでありながらレイテンシーが2ms未満であると謳っているのだが、今まで当然のごとく「PCからの呪縛」に甘んじてきたユーザーからすると、にわかには信じられないのである。
同デバイスの出荷は2017年初めなので、まだ誰もその性能を体感していないのだが、同メディアはこの件に関してVIVE中国地区プレジデントのAlvin W. Graylinに問い合わせ、コメントを得た。
同氏によると、ハイエンドVRヘッドセットをワイヤレスで使用できるという大きなイノベーションに対して、多くのユーザーが本当かどうかという懸念を抱くのは無理からぬこと、と述べたうえで以下のように言葉を続けた。
「TPCASTがワイヤレス・アップグレードキットのスペックを公表したことによって、疑念が晴れたユーザーもいるに違いありません。
しかし、結局のところ、ワイヤレスキットは多くのレビューを受けて初めて、その真価が分かるのです。」
さらに同氏は、こう付け足している。
「VIVEユーザーやVIVEの購入を検討しているヒトにとって、もしもワイヤレスなVIVEを欲しいと思っているならば、そうした夢は確かに実現するだろうと思えることは、とてもいいニュースなのです」
「ワイヤレスなVIVE」という夢が正夢になるかどうかは、2017年の初めには分かるだろう。
TPCAST公式サイト
http://www.tpcast.cn/htcvive.html
参照元URL:http://uploadvr.com/tpcast-wireless-skepticism/
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