海外メディアVRFocusは、2016年11月10日の記事において、VRユニバーサルコントローラー「Lignum」が資金調達を開始したことを報じた。



同メディアによると、2016年11月10日、スタートアップのRemoria VRはAndroidとiOSの両方のVRコンテンツに対応したVRユニバーサルコントローラー「Lignum」開発のための資金調達をKickstarterで開始した。


同コントローラーは、Google Cardboardのようなスマホのディスプレイを使うモバイル型VRヘッドセットで楽しむVRコンテンツをコントロールするためのものであり、SDK(Software Development Kit)も同時に開発している。


PC接続型およびモバイル型VRヘッドセットの両方のVRコンテンツに対応したコントローラーとしては、すでにMerge VRが発表されているが、Lignum最大の特徴は、同コントローラーに対応したVRコンテンツをMacおよびLinuxでも開発できることだ。




同コントローラーを開発するにあたり、Remoria VRのCEOであるMarco de Falcoは、以下のように述べている。


「皆さんもご存知のように、最近Googleは新しいVRプラットフォームであるDaydreamをリリースしましたが、このプラットフォームはAndroid 7.0 Noougatに対応しており、この仕様を満たせるのは、ほんのわずかの最新のハイエンド・スマホだけです。


それでは、Daydream Readyではない多数のモバイル向けに、ハイエンドなVRコンテンツを自前のデバイスで開発したい時は、どうすれば良いのでしょうか。


Lignumこそがその答えです!」


現在、Kickstarterにおいて、同コントローラーのキャンペーンが€20,000を目標額として行われており、出資は2016年12月10日まで可能だ。


KickstarterのLignumのウェブページ

http://kickstarter.remoriavr.com/


参照元URL:https://www.vrfocus.com/2016/11/remoria-vr-kickstarting-universal-vr-controller/


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情報提供元: VR Inside
記事名:「 MacやLinuxでVRコンテンツを開発できる「Lignum」、Kickstarterで資金調達開始