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TPCASTのHTC Viveワイヤレスキットを使えば、パフォーマンスの差なく、ワイヤレスでVRが楽しめるようになる。
2017年の発売へ向けて、先週中国のViveサイトで予約が開始されたが、数分で完売するほどの人気だった。
もともと、どれほどの在庫があったのかはわからないが、それでもこのワイヤレスヘッドセットに注目が集まっているのは明らかだ。
中国外からのオーダーは受付ていなかったが、Vive中国支部のプレジデント、Alvin Wang Graylin氏がツイッターで、新しい予約の準備をしていることと、次からはオーダーを国内外から受け付けることを報告している。
これと同時にデバイスの詳細も少し明らかになっている。
TPCASTのウェブサイトではキットが60GHzワイヤレステクノロジーを使用しており、レイテンシーは15msを実現していることが説明されている。
ハイクオリティなVR体験のためのレイテンシーは20ms以下である必要があるとされている。
60GHzワイヤレステクノロジーはワイヤレスVRのためにたくさんの企業が投資している技術で、ValveもHTCとは別にこのテクノロジーに投資をしている。
周波数は広い帯域幅だが、通過性がそこまで高いくないとされ、レシーバーとヘッドセットの間をさえぎるものがない方が一番効果的にワイヤレスが使えることになる。
ワイヤレスキットはユーザーの頭からレシーバーにかけてが直線的な通信ラインとなるが、もしユーザーが頭を傾けたり、手で通信範囲がさえぎられるなどの、シチュエーションが起きた場合、それがどこまでパフォーマンスに影響するかはまだわかっていない。
また、システムがマルチレシーバーなのか、どこか一か所にレシーバーを置いた方がいいかなどのレシーバーの推奨環境も同社は公開していない。
TPCASTサイトではバッテリーコネクターとパックのコンセプトスケッチがリリースされている。
バッテリーはサイズの小さいものと大きいものがあり、バッテリー寿命は小さいサイズのものが1時間から1時間半、大きい方が2から5時間となっている。
多くのメディアがこのワイヤレスキットが他のヘッドセットでも使えるかどうかを探ろうとしているが、これもまだはっきりわかっていない。
参照元サイト名:roadtovr
URL: http://www.roadtovr.com/wireless-htc-vive-tpcast-kit-global-orders-details-specs/
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