The Future Group、現実とバーチャルの映像を合成させることができる技術開発のため20億円以上の資金を調達

The Future Groupが現実の動画とバーチャルの映像を融合させることができるテクノロジーのため、2000万ドルの資金を調達した。

この資金は投資ファンドFerdやAkerなど主にヨーロッパの企業からによるもので、25以上の投資者が参加している。

The Future Groupはこのテクノロジーを”IMR（Interactive mixed reality）”と呼んでいる。

上の画像のように現実の人をバーチャルワールドに投影することができ、作成した映像はTV,スマートフォン、ヘッドセットなどで見ることができる。

ライブスタジオ人の映像をフルサイズで巨大な城などのバーチャルワールドに合成したり、レーシングのドライブゲームショーを公開したりできる。

見てる人もタブレットなどを使ってレースに参加できる。

プレイヤーはゲームショーのレースタイムを競ったり、マイクロトランザクションでブースターなどを購入できる。

Temple Runといった風景のアニメーションが入ったゲームなどを実際に走っている人の映像と組み合わせれば、インディジョーンズのような、崩れる岩の中を人が走って逃げるという映画さながらの映像が作れる。

チームは最初ARとしてゴーグルなどを使いアニメーションを現実の世界に映し出すアイデアを膨らませ、現実の人をアニメーションの世界へ投入するという今の方法に至った。

バーチャルワールドはUnrealゲームエンジンで制作でき、モーショントラッカーを使用し動きをトラッキングし、バーチャル空間に投影する。

このテクノロジーはライブショー、編集した動画の両方に使え、時間差で動きを遅らせることも可能だ。

デベロッパーは現実の映像とバーチャルの映像をつなげ、それを見る人はモバイルアプリなどでそれを見たり、コンテンツに参加したりできる。

参加の仕方もさまざまで、ただたんにゲームショーなどに投票をしたりするだけではなく、その他の参加方法なども予定されている。

来年にはフランスのMIPTVのイベントでこのテクノロジーを使ったゲームショーが予定されている。

情報提供元： VR Inside