Google Earth VRは、初期のPCVRゴーグル向けの魅力的なアプリでした。

にもかかわらず、VRゴーグルがスタンドアロン中心に移行してからは、対応したバージョンが登場することはありませんでした。

今回登場した新しいアプリ『FLY』が、VRでGoogle Earthの体験をQuestとVision Proでできるようになります。

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Google Earth VRの体験を受け継ぎ、進化させた「FLY」

現在、「FLY」はQuest 2、Quest Pro、Quest 3、そしてVision Proで利用可能です。

「FLY」は、プレイヤーがドローンを操縦して世界を探検できるようデザインされています。

かつてのGoogle Earth VRのような単なる浮遊するカメラ視点ではなく、ドローンの操縦とすることで、より没入感のある体験が楽しめます。

開発元のVirZOOMのCTOで共同創設者のエリック・マラフィー氏は、以下のようにコメントしています。

FLYは私たちの考えるパーソナルフライトシミュレーターであり、地上、都市上空、さらには国を超えて、これまで見たことのない場所を探索できるものです。

直感的で快適な操作、スムーズな読み込み、Google Earthのタイルを詳細に描画することに焦点を当てました。

Google Earth 3Dマップタイルを活用して広大な世界を再現

「FLY」では、Google Earthの3Dマップタイルを使用しており、地球規模の広大な空間を探索することができます。

特に主要な大都市では、完全な3Dジオメトリが提供されており、リアルに再現された地形や建物を楽しめます。

このプロジェクトは、もともと2018年にGoogleとの共同でPCVR向けに開発が始められたものです。

その後、Google Earth APIの開発が一時停止されたため、プロジェクトも中断されていました。

VirZOOMの共同創設者兼CEOであるエリック・ジャンゼン氏によると、昨年(2023年)Google EarthタイルAPIが発表されたのを受け、製品を完成させることができたとのことです。

また、この新バージョンは、2018年に同社が目指していたものを実現し、さらにこれまでのVR開発の知見を活かしたものであるとしています。.

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Vision Proにより最適化された体験

「FLY」はQuestヘッドセットでも楽しめますが、特にVision Proではさらに優れた体験ができるようになります。

VirZOOMのCOO、ロバート・コリンズ氏は、Vision Proの性能により、より高い解像度と広範囲の描画が可能になり、よりスムーズで美しいビジュアルが実現されるそうです。

特に、Vision ProではQuest 3の最大解像度の2.5倍でレンダリングされ、タイルの詳細も2.5倍の距離まで描画されます。

そのため、Vision ProではタイルやUI、ゲーム全体の体験が飛躍的に向上し、ユーザーが世界を移動する際にスムーズな体験が得られるとのことです。

まとめ

Meta Questシリーズには数多くの魅力的なアプリが利用できます。

そんな中にあって、Google Earth VRが対応していないことを残念がるユーザーも少なくありませんでした。

今回登場するFLYは、Google Earth VRの精神的な後継作として、より進化した地球探索の体験ができるとされています。

スタンドアロンVRゴーグルやVision Proの可能性を広げるアプリになりそうですね。

参考:‘Google Earth VR’ Spiritual Successor Brings Earth-scale Exploration to Quest &Vision Pro[Road to VR]




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情報提供元: VR Inside
記事名:「 新VRアプリ「FLY」登場!QuestとVision Proで地球規模の探索を楽しもう!