「バーチャル名鉄名古屋ステーション」Planetaにオープン！9月3日まで公開

名古屋鉄道が、2023年8月25日から9月3日まで、メタバースプラットフォームのPlanetaに「バーチャル名鉄名古屋ステーション」を期間限定でオープンしています。

名鉄名古屋駅を高精細に再現したリアルな空間内で、アバターを操作して複数の体験コンテンツが楽しめます。

「バーチャル名鉄名古屋ステーション」Planetaにオープン

今回オープンした「バーチャル名鉄名古屋ステーション」は、株式会社アオミネクストと株式会社プラネタが施策運営を手掛けるメタバース空間で、今年9月3日（日）24:00までメタバースプラットフォームのPlaneta内特設ワールドにて公開されています。

このメタバースは、名鉄グループが推進している、新たな事業領域の開拓および先端技術を活用した取り組みの一環として行われるもので、普段名鉄を利用している人だけでなく全国の鉄道ファンに向けて、メタバースを活用した取り組みの検証が実施されます。

今回の検証では、「バーチャル名鉄名古屋ステーション」を体験したユーザーからの意見を募集し、集約した意見を基にメタバースの可能性を探りながら、新たな価値を提供できるようメタバースの活用が進められていきます。

なお、今回のメタバース空間はWindoes10搭載のパソコンでのみ体験可能になっています。

この空間には、測量技術を活用したデータ取得によって、高精細な名鉄名古屋駅と名鉄電車「1200系」と「3500系」が再現されており、ホームや設置物などの正確な寸法や、1/1スケールの迫力ある電車の入線などにこだわって制作されています。

名鉄3500系

名鉄1200系

ここでは、列車と人の往来が激しい名鉄名古屋駅の日常をバーチャル上でじっくり鑑賞できるほか、3種類のコンテンツにより、「バーチャル名鉄名古屋ステーション」でしか味わえない体験を楽しむことができます。

このコンテンツでは、名鉄名古屋名物の複雑な列車案内が体験できます。

同駅は3面2線の構造になっていて、2本しかない線路に

・7種類の種別

・29通りの行先

・2～8両編成

の列車が発着しており、全国でも類を見ない複雑さで知られています。

ラッシュ帯には最短で2分おきに列車が発着するため、駅の案内アナウンスは運転室から係員による案内放送で実施されており、コンテンツではその複雑な駅アナウンスが体験できます。

この複雑な運用を可能にしている運転室は通称「DJブース」と呼ばれており、メタバース上の体験用DJブースで案内表示や案内資料をもとに、時間内に正しくアナウンスをすることでポイントを溜めていきます。

逆にミスをすると乗客の「イライラゲージ」が溜まっていく仕様になっており、名鉄名古屋駅の駅員になりきって高得点を目指していきます。

2線3面ホームにさまざまな方面・種別・編成の電車がひっきりなしに入線するその様子から、名鉄名古屋駅はその略称「名駅（めいえき）」と掛けて「迷駅（めいえき）」とも呼ばれています。

コンテンツではそんな迷駅の駅構内を探索して光るモノを見つけると、バーチャル名古屋ステーションの担当者が厳選した名鉄にまつわる小話が収集できます。

実際の名鉄名古屋駅には無いライブラリスペースがバーチャル上に構築されており、シックで落ち着いた空間に、鉄道ファン必見の名鉄秘蔵写真が展示されています。

昔懐かしい名鉄名古屋駅の姿を中心に、名鉄電車や同社の歴史を感じられる写真が用意されています。

名古屋鉄道が、「バーチャル名鉄名古屋ステーション」をPlanetaで9月3日まで公開しています。

ここでは言わずと知れた”DJブース”からのアナウンス体験や、構内の探索ができます。

鉄道ファンには垂涎もののメタバース空間を、ぜひ体験してみてください。

情報提供元： VR Inside