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今月2日よりメタバースコミュニケーションサービス「バーチャルキャスト」が、通信プロトコルのOSCに対応しています。
OSCとは、異なるアプリケーションやハードウェア間でリアルタイムにデータ通信を行うための規格を指しており、
・精度の高さ
・遅延の小ささ
・軽さ
・通信方式の柔軟さ
から、インタラクティブアートやクリエイティブコーディングなど、様々な分野で応用されています。
今回バーチャルキャストがそのOSCに対応したことで、例えばメタバースから自宅の家電を操作するなど、リアルとメタバースが連携するコンテンツの開発が可能になっています。
バーチャルキャストでは、アバター用の小物やワールド背景などをユーザーが自由に制作してアップロードすることが可能になっていて、この機能が今回同プロトコルに対応したことで、
・メタバース空間内の情報をリアルへ
・リアルの情報をメタバースへ
リアルタイムに反映する小物や空間が制作できるようになっています。
このプロトコルは全ユーザーが利用可能で、バーチャルキャストのベータ版で実施された試験公開では、
・リアルの自分の心拍数をメタバース空間内で表示する心拍計
・リアルの部屋の温度・湿度をメタバース空間内で表示する温湿度計
・MIDIキーボードと連携して、メタバース内のピアノが演奏に合わせて光るメタバースピアノ
のような様々なアイテムがユーザーによって制作されました。
公式によればこのほかにも、リアルの天気を反映したメタバース空間やリアルの舞台装置から照明を操作できるメタバースステージ、スマート家電(照明、エアコン、カーテンなど)と連動するバーチャルアイテムなどが製作可能とされており、アイデア次第で様々な制御に応用できるようになっています。
メタバースコミュニケーションサービス「バーチャルキャスト」が今月2日より、通信プロトコルのOSC(OpenSound Control)に対応しています。
これによって、リアルとバーチャル空間を連動させる小物や背景を制作することが可能になっています。
これからどんなコンテンツが登場するか、注目を集めそうですね。
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