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提携の発表は
クアルコムのCEO、Cristiano Amon氏
グーグルのAndroid担当上級副社長、Hiroshi Lockheimer氏
が登壇して行われました。
Lockheimer氏は以下のようにコメントしています。
Googleが体験と技術の両面で長い間投資してきたエキサイティングな空間が、ARとVRです。
これらの技術は、現実の世界で物事を成し遂げるために、人や情報との関わり方を変えることができるため、コンピューティングの新しいフェーズに不可欠です。
サムスンはこれまでにVRゴーグル「Gear VR」、WindowsMR用ゴーグル「Samsung HMD Odyssey」をリリースしており、XR業界においては実績のある企業といえます。
しかし、PC用VRヘッドセット「Odyssey+」を発売した2018年以降、XRデバイスの開発からは遠ざかっていました。
そして、グーグルはGear VRの直接の競合であるVRゴーグル「Daydream View」をリリースしたライバル企業であり、クアルコムは長年にわたってVRハードウェアメーカーの間でモバイルプロセッサの主要プロバイダです。
したがって、サムスンがスタンドアロンXRデバイスの独自ラインの開発において両社の助けを求めることは理にかなっているといえます。
とはいえ、今回の発表では具体的なことは何も明らかにされていません。
わかっているのは、サムスン、グーグル、クアルコムの3社が次世代XR技術に関して提携している、ということだけです。
ただ、ワシントンポスト紙によると、サムスンは「拡張現実」デバイスの開発に関心があるということは確認されています。
最近、様々なハードウェアメーカーがパススルー技術を使って、Meta Quest ProやPico4などヘッドセットで没入感のある複合現実体験を提供しています。
サムスンの次期XRデバイスがこのような技術を利用するとみられていますが、具体的な点についてはやはり不明です。
近年XR分野では動きがなかったサムスンから大きなニュースが飛び込んできました。
特に過去のこの分野でのライバルであるグーグルとの技術提携はドラマチックに映るかもしれません。
新勢力の台頭も目覚ましいXR業界において、今回の提携がどのようなインパクトを与えることになるでしょうか。
具体的なことが続報で知らされることに期待したいですね。
参考:Samsung &Google Partner To Develop New XR Tech[VR Scout]
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