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ベネリックデジタルエンターテインメントの運営するメタバースの商業施設「そらのうえショッピングモール」が、大日本印刷(DNP)と連携して、同社の運営する秋葉原のメタバース空間「バーチャル秋葉原」と相互運用を開始しています。
今回の連携では、別々にあった2つの世界をユーザーが相互に行き来できるようにし、メタバースの可能性を拡大・発展する取り組みが行われていきます。
今回連携する一方の「バーチャル秋葉原」は、実際の秋葉原のメインストリートの一つ、中央通りの万世橋から神田明神下交差点までのエリアや「神田明神」を再現したバーチャル空間で、実際の店舗をバーチャルショップとして活用できるほか、中央通りの空中にはギャラリースペースが設けられているなど、バーチャルならではの拡張が行われています。
ここでは、街の魅力のひとつであるサブカルチャーや、歴史ある神田明神の魅力を国内外に発信するとともに、地域・企業・クリエイター・ファンをXRで繋げることで地域経済の活性化を促し、コンテンツ市場のさらなる拡大と新たな“秋葉原ファン”の創出を図っています。
もう一方の「そらのうえショッピングモール」は、
「ジブリがいっぱい どんぐり共和国」
「トミカショップ/プラレールショップ」
「エヴァンゲリオンストア」
などの人気のキャラクターショップが集結した1号館に加え、
「メイドカフェ」
「古書店」
「カレー店」
など、秋葉原・神保町・神田界隈のショップを集積した2号館が現在オープンしています。
ここでは、それぞれ実際の店舗を360度撮影したバーチャルショップが組み込まれており、それぞれの店舗内を回遊することができます。
店内では、スタッフによる商品紹介動画や、商品棚のマーカーからオンラインショッピングができるようになっており、スタッフもアバターになって接客することができます。
今後も様々なショップの展開が計画されており、年内に100店舗以上の集結が見込まれています。
両社は、今回の連携前からリアル店舗のキャラクターショップやイベントの展開でも様々な取り組みをしており、今後はメタバースとリアル店舗・イベントを組み合わせた相互連携についても取り組みが進められていきます。
個々に展開していたことも紹介しつつ転移できるようにすることで、相互送客が見込めるとされているものの、今回それぞれの空間に行き来できるようにすることで、より楽しめるイベントスペースやショップを設置し、リアル会場とメタバース会場での展示・物販・ライブなど様々なサービスの展開が計画されています。
DNPでは現在、共創サービス「FUN’S PROJECT」と「XRコミュニケーション事業」の掛け合わせなどにより、生活者に新しい価値を提供していて、バーチャル秋葉原内ではアニメやマンガのIPの取り扱いのほか、クリエイターによるIPの二次創作を可能とするビジネススキームを構築し、空間内での展示販売が実施されています。
このコンテンツはNFTで管理されており、健全な創作ビジネスの循環を実現させる仕組みが採られています。
またもう一方の「そらのうえショッピングモール」では、「Vtuberを応援、活躍できる場として活用したい」という主旨のもと、300人以上のVtuberが1分ごとに登場する「VTuber時計」に参加しているVtuber達を紹介する「VTuber展」を開催したり、彼らのグッズ制作・販売を応援する「VTuberショップ」をモール内に出店するなどの活動が行われています。
また、Vtuberとデザイナー・クリエイター・企業などとのマッチングによる制作サービスにも取り組んでおり、こうした両社のサービスを連携することで、更なる利用者やユーザーが楽しめるようなサービスの創出の可能性を生みだしていくことが検討されています。
バーチャル秋葉原とメタバース商業施設「そらのうえショッピングモール」が今回、相互運用を目指して連携を開始しています。
この連携で双方の世界に行き来することが可能になり、イベントなどお互いに相互送客できるようにして、メタバースの可能性をさらに拡大・発展できる取り組みが行われていきます。
これからどんな企画が発表されるのか、続報に注目が集まりそうですね。
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