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ラティス・テクノロジー社が開発した、世界トップ水準の性能を持つ3D軽量化技術である『XVL』は、製造現場に蓄積された”3次元CADの大規模データ”を活用するソリューション基盤として、国内外の数多くの企業で採用されています。
この『XVL』を用いて大容量3D製品データから変換した『XVLデータ』を加工なしで使用し、”没入感ある”組立検証が実施できるVR空間を構築するためのソリューションが「XVL VR Plus」です。
「XVL VR Plus」は2019年の提供開始から多くの企業に導入されており『デジタル検証』に活用されてきました。
デジタル擦り合わせを支援する製造業向けソリューション「XVL Studio VR Plus」に今回新機能が追加され、「XVL Studio VR Plus オプション」として2022年11月21日(月)から提供が開始されます。
今回追加される新機能は、Microsoft社のデバイス『Azure Kinect DK』を利用し、VR空間に
・ユーザーの手足
・他の作業者
・設備や部品
といった周りの環境の“今”の状況を点群モデルとしてリアルタイムに取り込む「疑似MR機能」となっています。
「XVL Studio VR Plus オプション」の対応VR機器は、Vive Pro、Vive Pro 2、Vive Cosmos、Vive Cosmos Elite、Vive Focus 3 Business ストリーミングで、動作環境はVIVE READY PCが推奨されており、税抜き価格はライセンス料金が3,800,000円、1ライセンスあたりの年間保守料金が760,000円となっています。
VR機器1台ごとにパソコンとXVL Studio本体、「XVL Studio VR Plus オプション」ライセンスが必要となりますが、対応VR機器とVIVE READY PCはユーザーにて用意する必要があります。
”ハーネス”など柔軟物の動きもリアルタイムにVR空間に再現することができるため、現物の簡易モックアップを利用しながらVR空間で
・周辺部品との位置関係
・部品取り付け時の力の加減
を確認することで、より”リアル”な作業性検証を実現します。
VR空間で現物を利用しながら『組立トレーニング』が実施できることで、作業者がより高い”製品理解度”を得たうえで、組立作業に取り掛かることが出来るというメリットがあります。
「XVL Studio VR Plus オプション」の活用により、『精度が高く実環境に近い3Dデジタルツイン環境の構築』ができることで、『実機完成前にVR空間上での種々のシミュレーションの実施』が実現し、『大幅なリードタイムの短縮』への寄与が期待できます。
ラティス・テクノロジー社では、デジタル検証と教育環境が実現できる「XVL Studio VR Plus オプション」を展開することで、生産技術DXを支援し、『生産準備の早期立ち上げ』と『製造業のQCD向上』に貢献したいとしています。
超軽量3DフォーマットXVL関連ソフトウェアの開発および販売を手掛けるラティス・テクノロジー社が、デジタル擦り合わせを支援する製造業向けソリューション「XVL VR Plus」に疑似MR機能を追加し、最新バージョン「XVL Studio VR Plus オプション」として11月21日より提供することを発表しました。
新しい技術を活用することで、より良い製品がより安いコストで生み出されるのならば、私たち消費者にとっても、製造業者にとってもメリットの感じられるニュースですね。
ソース:プレスリリース[@Press]
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