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レノボによると、ThinkReality VRXは「あらゆる場所で働く人のためのVRソリューションとなるように作られ」た、6DoFトラッキング対応のスタンドアロン型VRゴーグルです。
光学系にパンケーキレンズ(*入ってきた光を折りたたむことで焦点を結ぶための距離を節約する機能を持ったレンズ)を採用し、コンパクトサイズ・軽量化に成功しています。
高解像度のカラーパススルーカメラを搭載し、複合現実(MR)アプリケーションに対応しているのも特徴です。
ThinkReality VRXが提供するVR・MR体験により、
従業員のトレーニング
バーチャル・コラボレーション
3Dでのデザイン設計
現場でのエンジニアリング作業
まで、現実世界やメタバースでの企業活動をより効率的に行うことができるようになります。
また、スタンドアロン型としてだけではなく、PCやワークステーションに無線または有線接続してPC VRとして利用することも可能です。
さらに、ヘッドバンド後部にバッテリーを配置して重量バランスに配慮したのに加えて、本体が発熱してもユーザーに熱が向かないように排熱構造も工夫されています。
そのため、取り回しがしやすく長時間使用しても疲れを感じずに快適に活動することができるのがメリットです。
>>「ThinkReality VRX」商品サイト[レノボ公式]
ここ最近のVR市場ではMetaやPicoが話題の中心となっていますが、レノボはVR業界では比較的長い歴史を誇る企業です。
例えば、2018 年には、Google と提携してスタンドアロン型VRゴーグル「Mirage Solo」を開発・リリースしました。
PCVRにおいても、レノボはMicrosoftのWindows MRにおける最初のパートナーの1つとしてWindows MR用のVRゴーグルをリリースしています。
そして、2019 年にOculus Rift Sの製造で Facebook(現Meta)と提携したことでも有名です。
今年2022年の8月には中国向けのソーシャルメディアで、一般消費者向けのゲーミング用VRゴーグル(「Legion VR700 」)のイメージ画像を投稿し話題となりました。
さらに9月にはスマートグラス「Lenovo Glasses T1」も発表しており、XR分野で存在感を大きく発揮しています。
レノボが企業向けの最新VRゴーグル「ThinkReality VRX」を発表しました。
最近ではライバル企業であるMeta社が「Quest Pro(Project Cambria)」を発表予定で、Pico社も次世代VRゴーグル「Pico 4」をリリースしています。
このタイミングでの発表となったことで、レノボのVR業界での存在感が再び大きくなりそうです。
近年ではVRゴーグルに関してライバルと比べると目立った活動が見えなかったレノボですが、巻き返しとなるのか注目ですね。
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