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Facebookは最近になってメタバースへの取り組みに会社リソースを積極的に集中させていく姿勢を見せています。
Facebookによれば、メタバースとは人間のコミュニケーションと相互作用の未来であると同社が心から信じている一種の没入型インターネットです。
そして、今後の同社の目標は、メタバースを構築するという主な目的に名前を再調整することです。
この流れの中で、長年世界中で高い知名度を誇る「Facebook」という社名を完全に変更するに至りました。
今後、同社はMetaという名前で呼ばれ、「Facebook」という名前は、InstagramやWhatsAppなどの他の製品とともに、同社のソーシャルVRプラットフォーム専用に使われるとのことです。
また、Facebookの他の製品と並んで存在していたOculusブランドは、同社のメタバースとXRの取り組みを親ブランドとしてMetaの下に位置付けることができるようにするために段階的に廃止されることになります。
Oculusは2014年にFacebookに買収され、数年の比較的独立した活動の後、着実に同社と歩調を合わせた活動を開始しました。
Oculusの名前をMetaの名の下に解散するという決定は、VR業界の振興に貢献していた会社の終焉を強く印象付けるものとなります。
MetaのXR担当副社長であるアンドリュー・ボズワース氏は、ブランド変更が(以前の)Oculus製品にどのように浸透するかを説明しました。
まずは、同社の主要なVRゴーグルであるOculusQuestが、2022年初頭からMetaQuestに変わります。
Oculusスマートフォンアプリのような他の「Oculus」ブランドの資産も、やがてMetaQuestアプリになるとのことです。
Oculusブランドの「消滅」についてボズワース氏は以下のようなコメントを残しています。
私たちは皆、Oculusブランドに強い愛着を持っており、これは非常に難しい決断でした。ハードウェアのブランドを変更している間、Oculusは引き続きDNAのコア部分であり、ソフトウェアや開発者ツールなどで存続します。
引用:Facebook
さらに、Metaは全体的なXR組織(以前のFacebook Reality Labs)もMetaブランドとして牽引することになり、今後はReality Labsとして活動を継続していきます。
一方、同社のFacebook HorizonやVenueなどのソーシャルVRアプリは、すでに着実にMeta Horizonブランドの下で活動し始めました。
現在は
Horizon Worlds
Horizon Workroom
Horizon Venues
およびソーシャル機能でQuestホームスペースを強化する新たに発表されたHorizonHomeが含まれています。
また、ユーザーに不満が多かったQuestへのログイン方法も改善されるようです。
ボズワース氏は、Facebookのアカウントを必要としないQuestへのログイン方法を現在開発中であり、2022年中に公開する予定とコメントしました。
Facebookがかねてからの報道通り会社名の変更を発表しました。
各社の報道では「Horizon」という社名になると予想されていましたが、実際はよりメタバースを前面に押し出した「Meta」に変わります。
とはいえ完全に「Facebook」が消え去るのではなく、ソーシャルネットワークサービスやアプリの名前として存続するとのことです。
しかし、これまでFacebook(Meta)のXRを牽引してきたブランドである「Oculus」は段階的に廃止されていきます。
Metaが目指すメタバースがXRを中心に展開されるものであることから、同じ会社にXRイメージの強いブランドが2つあるのは今後の展開に不利という判断と思われます。
そのためOculusブランドを廃止していくのはMetaとしてはやむを得ないことでしょうが、VRファンとしては一抹の寂しさを感じる決定です。
新生MetaにはOculusブランドを廃止してもあまりあるような、よりクオリティの高いXRサービスを期待したいですね。
参考:Facebook Rebrands as ‘Meta’, Oculus Branding to be Phased Out[Road to VR]
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