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今回のパートナーシップでは
Nianticの持つリアルワールドAR技術
任天堂のキャラクター
を組み合わせたアプリを共同で開発することになっています。
そして、第1弾としてピクミンを起用したスマートデバイス向けアプリの共同開発が発表されました。
2001年に任天堂のラインナップに初登場した「ピクミン」は、小さな生物のピクミンの群れに指示を与えてミッションをクリアしていくゲームシリーズです。
新アプリは「歩くことを楽しくする」をテーマにしており、デジタルピクミンを足元に引き連れて散歩できるようになるものと思われます。
今回の共同開発を受けて、任天堂の代表取締役フェロー宮本茂氏は、
あなたの周りに、そして世界中にもピクミンたちがいるような体験を、NianticのAR技術が可能にしてくれました。楽しく歩くことをテーマに、ゲームとは異なる新しい分野での体験を、アプリを通じて皆様にお届けしたいと考えています。そして、ピクミンたちと、このアプリが、皆様の生活のパートナーとなることを期待しています。
というコメントを発表しました。
新アプリについて注目されているのが、
どこまでのレベルのARアプリになるのか
という点です。
大ヒットした「ポケモンGO」は現実の環境をトラッキングして反映させるものではなく、デジタル情報と現実世界をオーバーレイすることに基づいています。
ピクミンは原作がステージ環境内でミッションクリアするために小さなピクミンの群れに指示を出して動かすというゲーム性です。
そのため、ポケモンよりはARゲームとして再構成するのに適しているといえます。
ピクミンのARアプリは2018年4月に設立された Niantic Tokyo Studio が制作する最初の作品です。
そうなると、これ以降にどの作品が続くのかという点に期待が高まります。
ピクミンのアプリ共同開発はパートナーシップにおいて「第1弾」と表現されていることから、さらなる任天堂キャラクターのARアプリ開発を予想する識者もいるようです。
今回のパートナーシップに関して、Niantic社のCEOジョン・ハンケ氏は
任天堂とのパートナーシップは、Niantic がリアルワールド ARアプリ事業を拡大する上で自然な流れでした。任天堂の人気ゲームキャラクターに新しい命を吹き込み、世界中のモバイルゲームプレイヤーの皆さんとともにリアルワールドARの未来を切り開いていきたいと考えています。
とコメントしており、さらなる展開に含みを持たせています。
また、Niantic社は先日、Microsoftとのコラボレーションを発表する場において、HoloLens2でプレイするポケモンGOのコンセプトを明らかにし話題となりました。
関連記事:「ポケモンGO」のHoloLensバージョンのデモが公開!Microsoftイベントにて
完全なデモ用映像ではあるものの、今後さらに多くの任天堂のキャラクターとAR/MRで触れ合う日が来ることになる可能性があるといえます。
ピクミンを起用したARアプリの開発が発表されました。
ポケモンGOによって外に出歩く機会が増え健康的になったという人が多くみられたことから、ピクミンの新アプリにも健康増進への貢献が期待されます。
どのようなARアプリになるのかという点について、「歩くことを楽しくする」というテーマであることから、ポケモンGOと同じようにジオロケーションに基づいてデジタル情報と現実世界をオーバーレイさせるものになるのではないでしょうか。
いずれにしても、今後このパートナーシップによってどのようなAR体験が生まれてくるのか、大いに楽しみですね。
ソース:任天堂ニュースリリース
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