有限会社テクニカルアーツは2021年2月17日(水)、VRテニスゲーム「CYBER TENNIS」をOculus Quest向けにリリースしたことを発表しました。

このゲームではVR空間上のビッグスタジアムで、1万人以上の観衆が見守る中で本格的なテニスを楽しむことができます。

また多くのカスタマイズ機能と通信対戦にも対応しており、テニスファン必携のゲームになっています。



「CYBER TENNIS」とは

2021年2月にリリースされた「CYBER TENNIS」は、テクニカルアーツ社より2月10日から「project PEACE PORT」ブランドにて提供されているVRテニスゲームで、VRHMDセットのOculus Questシリーズで本格的なテニスを楽しめます。

VR空間にある実物と同じサイズのテニスコートでプレイすることができ、ワールドツアーが開催されるビッグスタジアムを模したスタジアムを舞台に、1万人を超える観衆に囲まれてプレイするという、世界のトッププレイヤーと同様の体験ができます。

このゲームは、2018年11月にOculus Go向けに発売された「CYBER TENNIS」がOculus Quest用にリメイクされたもので、ハードウェアの進化に合わせてグラフィックスや機能が大幅にグレードアップされています。

Oculus社が2021年2月よりサービスを開始した「App Lab」にて配信されており、直接販売ページにアクセスするか、SideQuestのアプリケーションページより検索して購入することができます。

また価格は1,480円($14.99)となっており、英語・日本語に対応しています。

公式サイト

公式サポート(Facebook)

Oculus Store App Lab購入ページ

SideQuest

独自の技術を搭載!数々の特徴も

本作は、30年以上にわたりゲーム開発を続けてきたテクニカルアーツ社の独自技術を駆使して開発されており、プレイヤーのスイングをニューラルネットワークAIで分析、即座に球種を判定するようになっています。

さらに通信対戦時の通信遅延を解消するアルゴリズムによって、インターネット越しに他のプレイヤーと対戦を行う際には、日本と北米といった離れた場所でも遅延を感じずにプレイすることが可能なほか、非常に低負荷で群衆をレンダリングする技術によって、モバイル系のCPU/GPUでも1万人を超える個別にアニメーションを行う群衆が再現されています。

また6DofのQuestのコントローラーを使用して、テニスのスイングをリアルに再現しており、自分のスイングを学習させることもできるので、スイングの種別判定の精度を向上させることができるほか、癖のあるスイングでも思い通りの球種を打つことが可能になります。

トリガー操作のみでボールを打つモードも備えており、簡単な操作でもプレイができるようになっています。

自身のキャラの他に、コンピューターが操作するパートナーキャラクターを育成することも可能で、ミッションをクリアすることで増やしていくことができます。

育成したパートナーキャラクターとペアを組んでダブルスゲームを楽しむこともでき、

・トレーニング

・練習試合

・ランキングバトル

・ミッション

・ツアー

といった様々な対戦形式でプレイできます。

ウインブルドンやメルボルンといったリアルなスタジアムを含む7種類のコートでプレイすることができ、プレイヤーキャラクターは34人用意されており、これらは今後のアップデートで追加されていく予定になっています。

またプレイヤーの能力は、RPGゲームのようなスキルシステムで管理されており、経験値によってレベルが上がることで、各能力のプロパティを強化できるため、サーブに特化した選手やストロークの強い選手といった、特徴的なキャラクターに育てることができます。

さらに

・スキルや身体能力

・ラケットグリップの方法

・戦術のタイプ

など非常に細かい設定が可能となっており、本格的なテニスプレイヤーも納得の内容となっています。

またOculus Quest2に対応していることで、高解像度化された液晶パネルや90Hzのリフレッシュレートに対応、ハードウェアの性能を引き出して美しいグラフィックスを楽しむことができます。

さらにトップメニューにあるガイダンス機能に、ゲームの遊び方など詳細なヘルプ機能も搭載されています。

これによってVRゴーグルを外すことなく、ゲーム中に操作法などを調べることができます。



キャラ設定からトレーニングまで行える

本作では、まずキャラクターメイク​から始まり、利き腕・移動やスイングの方法を設定します。

移動方法は自動と手動から選ぶことができ、手動による移動は上級者向けとなっているものの、思い通りのプレイが可能になります。

なお、プレイヤーデータはサーバーに保存されるため、最初にプレイヤー名とパスコードを登録する必要があり、保存されたプレイヤーデータは、他のプラットフォームや他の機器でもロードして遊ぶことができます。

キャラ設定が完了したら、対戦相手から見えるプレイヤーのアバターキャラクターをいくつかの選択肢から選んで作成します。

次にパートナーを設定ができ、​パートナーキャラクターをリストから一人選ぶことができます。

パートナーはダブルス対戦時のペアのほか、オフライン時にはプレイヤーと代わって通信対戦相手と対戦します。

プレイスタイルにはキャラクターごとの特徴があり、成長したときには能力も異なってきます。

さらにミッションをクリアすることで、後から追加することも可能です。

いよいよテニスプレイへ

プレイヤーとパートナーを決定したら、いよいよ​チュートリアルとトレーニングに移ります。

チュートリアルでは、サーブやレシーブなど一通りの操作を学ぶことができます。

トレーニングはチュートリアルと似た形式となっており、倒した缶の数などでスコアが記録されます。

トレーニングスコアはランキングに掲載されるため、ハイスコアを目指して楽しみながらトレーニングができます。

​​練習試合では、コートやゲーム数などを設定した上で、パートナーキャラクターとプレイします。

最初に選択できるコートは少ないものの、ツアーを進めると練習試合で選択できるコートの種類が増えていき、練習試合を行っていくことで自分とパートナーのレベルを上げることができます。

ツアー​では、各地方やコートでトーナメント戦を戦いながら総ポイントを競っていきます。

難易度は7段階用意されており、最初のツアーは難易度が低く設定されているため、初心者でも安心してプレイすることができます。

ダブルスのツアーではパートナーキャラクターがペアとなって参加し、獲得したポイントはプレイヤーランキングとして集計され、トップメニューのランキング画面で自分の順位を確認することができます。

なおツアーランキングは、ツアーの難易度毎に集計されていきます。

ネットワークに接続することで、他プレイヤーとのオンライン対戦を楽しむことができます。

通信対戦モードには

・対戦相手をランダムで決めるQUICK MATCH

・ROOM形式で対戦相手を選ぶCUSTOM MATCH

の2つがあります。

QUICK MATCHでは対戦相手が見つからない場合に、コンピューターが操作するランダムで選ばれた他のプレイヤーキャラクターが対戦相手になります。

通信相手が見つかった場合は、プレイを中断して通信対戦が開始されます。

まとめ

VRテニスゲーム「CYBER TENNIS」が、Oculus Questシリーズ向けにリリースされました。

本作ではVR空間にダイブして、現実と同サイズのテニスコートで本格的なテニスを楽しむことができます。

会場となるスタジアムでは1万人以上の観客が試合を見守っており、まるでトップテニスプレイヤーになったかのような感覚で遊ぶことができます。

自キャラのプレイスタイルも自由に設定でき、パートナーの育成もできるようになっています。

Oculus Ouestのコントローラーで打ち方なども自由にできるので、自分のプレイスタイルで腕を磨いていくことができますね。

実際のテニスの練習にも使えそうなゲームとなりそうです。

ソース:プレスリリース[PR TIMES]








The post VR空間で本格的なテニスを楽しむ!「CYBER TENNIS」Oculus Quest向けにリリース first appeared on VR Inside.

Copyright ©2021 VR Inside All Rights Reserved.

情報提供元: VR Inside
記事名:「 VR空間で本格的なテニスを楽しむ!「CYBER TENNIS」Oculus Quest向けにリリース