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ウェブサイト、ウェブブラウザ、雑誌、テレビ、映画館、そして道端と、あらゆるところで目にする広告。
特にオンライン広告による収益は企業にとって不可欠なものとなっている。
VRの初期的な性質により広告分野の流入はこれまで見られなかったが、さすがは成長速度の速いVR、同分野に手を付ける企業が早速現れたようだ。
Flo VRの利用により、ブランドと広告主は、ゲームとアプリの収益化を狙う広告に魅了されている顧客との、新しい形のつながりを持つことができるようになる。
広告の掲載を希望する企業は、ターゲットに合わせたタイプの360°可視広告を制作する開発者とパートナーシップを組めるとのこと。
ただ普通にゲーム中に広告を見せられるだけではゲーマーも迷惑に思うだけだ。
そこででFlo VRが導入したのが広告の視聴による特典制度。
同社は最新の調査に基づいて行ったプレスリリースにて、60~70%のユーザー転換率のでほぼ80%のプレーヤーが「広告を見ることによりゲーム内の特典がもらえる」というシステムに好感を示したと発表している。
CEO兼創設者のRoger Perry氏は、
「ブランドとユーザーにとって、VR広告を通じた親密性は何にも劣らない。
VR広告はブランドが出す通常の広告よりも個人的かつ距離の近い形で力強いメッセージを伝える事のできる、斬新かつ刺激的な媒体だ。
ユーザーをブランドの作る360°のシナリオのど真ん中におき、彼らによる広告のコントロールを可能にすることはブランドと消費者をつなげる上で絶対的に最高な手立てのひとつだ。」
と述べている。
Perry氏の発言からも読み取れたように、同社はユーザが広告をコントロールできるような、インタラクティブな広告作りにも力を入れている。
Flo VRはジープとのキャンペーンの一環として、ユーザーがVRの世界でJEEP Cherokeeに乗り込み、ドライブを楽しめる広告を制作するそう。
プラットフォームには広告主向けに広告の配信をするうえで最適な場所探しの手助けとなるヒート・マッピング機能とヘッド・トラッキング分析機能が供えられている。
これにより開発者、広告主はユーザーが広告のどの部分に一番多くの時間を費やしているかを見ることも可能になる。
開発者はSDKをUnityにドラッグ・ドロップするだけでコンテンツ等をシェアできるため、Flow VRは家でクライアント向けのすべてのVR内容制作を取り扱う予定だそうだ。
広告主はゲーム内のどこで広告を配信するか選択することができる。
プラットフォームはおよそ25のVRゲームとネットワーク内の約10万人のユーザと共に利用が可能。
下記のYouTube動画ではFlo VRの紹介がされているので要チェック。
参照元: https://www.vrfocus.com/2016/08/flo-vr-launches-vr-focused-ad-network/
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