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VRゲームのマルチプラットフォーム対応が一般的となりつつあり、最近では初めにPSVRバージョンがリリースされたタイトルが後にPCベースのVRヘッドセットでプレイできるようになるという例が増えている。
今回SteamでPCバージョンの販売を開始した『Rez Infinite』もその一例である。しかも、Rez Infiniteの場合は事前に何の予告もなく突然の発売となった。
Rez Infiniteは、2001年に発売されたオリジナル『Rez』のリメイク作品として2016年に登場した。
コンソール版はVR専用のゲームではないが、対応ハードはPS4でオプションとしてPSVRを使ったプレイに対応するという形になっていた。
オリジナル版Rezと同じくレールシューティングゲームとリズムゲームの要素を持ち、コンピュータネットワーク内部のサイバー空間を飛行するような体験が可能な作品だ。
Rez Infiniteでは、従来のエリア1からエリア5に加えてエリアXと呼ばれる新しいステージが追加されている。VR対応を念頭にデザインされたらしく、このエリアでは自由に空を飛ぶ体験が可能だ。
Rezは、映像とBGMや効果音の組み合わせが作り出すその独特の世界観で高い評価を受けている作品だ。
単なるシューティングゲームやリズムゲームではなく、既存のジャンルに囚われないアーティスティックな要素もある。
それだけに好みが別れるかもしれないが、ハマるプレイヤーにはとことんハマる。プレイしているだけでも気持ちよくなれる作品だ。
PS4版でPSVRを用いたVRプレイがオプションとなっていたのと同じく、PC版でも2Dディスプレイでのプレイに対応する。
VRデバイスを使わずに全編をクリアすることも可能だが、VRがこの作品の世界を味わう目的に適していることは疑いようもない。
ヘッドセットはHTC ViveまたはOculus Rift(Oculus Rift DK2も含む)に対応しており、各種コントローラー(Xboxコントローラーなどの標準的なゲームパッド、Viveコントローラー、Oculus TouchとOculus Remote)を使ってVRゲームとしてRez Infiniteをプレイできる。
Rezはシューティングゲームとしての面白さだけでなく、その映像と音声を評価された作品だ。
このRez Infiniteでは、高い解像度とfpsによって映像の没入感が増している。
VR専用のゲームではないので120fpsや90fpsでネイティブ動作するわけではないが、4K解像度と60fpsでサイバー空間が表現されている。
また、BGMと効果音には全て3D効果が適応されている。周囲360度から聞こえる音がさらに没入感を高めてくれるだろう。
Steamでは8月9日に発売されたRez Infinite。
通常価格は2,999円となっているが、現在は発売を記念して20%オフの2,399円で販売されている。この価格は8月17日までの期間限定のようだ。
さらに、期間限定で特典の無料DLC『Rez Infinite Digital Deluxe DLC』も入手できる。
ゲーム本体のコンテンツを追加・変更するようなDLCではないものの、以下のコンテンツが含まれている。
オーディオとビジュアルに力を入れた作品だけに、この世界観が刺さるユーザには魅力的な特典かもしれない。
Steamのストアページには「期間限定(の)「Rez Infinite」購入特典(無料)」としか表記されていないので、期間が終了した後にこのDLCがどうなるのかは不明だ。
入手できなくなるのか、あるいは有料のDLCとなるのかもしれない。
PS4を所有していないためにRez Infiniteがプレイできなかった、あるいはPCベースのVRヘッドセットでプレイしたくてPS4版を購入しなかったというユーザにとって嬉しいPC版の発売。
プレイ時間は短め(単にクリアするだけなら1時間から2時間程度)だが、内容が気に入れば何度も繰り返しプレイできる作品だ。
参照元サイト名:Steam
URL:http://store.steampowered.com/app/636450/Rez_Infinite/
参照元サイト名:Road To VR
URL:https://www.roadtovr.com/rez-infinite-pc-launch-vr-support-htc-vive-oculus-rift/
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