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ニュージーランド航空は、テクノロジーがもたらす未来型機内サービスを研究・開発中であるとし、今回、「Microsoft HoloLens」を使ったユニークなソフトウェアの開発についてその一部を公開した。
ニュージーランド航空は、情報技術サービスプロバイダであるディメンション・データ社と協力し、マイクロソフト社のMR(複合現実)ビューア「Microsoft HoloLens」(以下、「HoloLens」)を使ったユニークなソフトウェアの開発を進めている。
機内で客室乗務員がこのゴーグル型端末を装着すると、接客している乗客のさまざまな情報が集約され、ゴーグル内に表示される仕組みとなっている。
取り扱われるデータとして、一例として、その乗客の好みの食事や飲み物、旅程、会員情報詳細などの表示が可能としている。
また、視覚及び聴覚情報を通じて、乗客の気持ちを参照できる機能もあるとのことだ。
ニュージーランド航空のチーフ・デジタル・オフィサー(CDO)アヴィ・ゴラン氏は、同社が「HoloLens」のように新しく公開された技術を、積極的に試す企業文化を育んできたとして、次のように述べている。
「このソフトウェア開発はパートナー企業と協力したプロジェクトの一つで、テクノロジーによって、私たちのパフォーマンスが向上し、個々のお客様のニーズに合わせたサービスをご提供することができ、顧客満足度を高められるということが分かりました」
さらに、このソフトウェアの活用により、客室乗務員業務のペーパーレス化を推進することもできるため、環境面での貢献も期待できるとしている。
ニュージーランド航空は、さまざまなパートナー企業と協働し、イノベーションにおいて世界各地で高く評価されている。
近年は顧客満足度向上のために、数多くの革新的な事例を導入している。
ニュージーランド航空が「HoloLens」を実験的に使用したビデオは、以下で視聴することが可能となっている。
https://airnz.sharefile.com/d-s6aa455a321f4144a
※本件は、2017年5月17日にニュージーランドで発表されている内容。
ニュージーランド航空は、1940年に設立された国際航空会社。
ニュージーランド国内をはじめ、アジア太平洋を含む18ヶ国50都市以上への直行便を運航し、スターアライアンスに加盟している。
日本からニュージーランドへ直行便を運航する唯一の航空会社となっている。
同社は、AirlineRatings.comの「エアライン・オブ・ザ・イヤー」(2014年から4年連続)や、2017年に新設されたトリップアドバイザー「トラベラーズチョイス™ 世界の人気エアライン2017」をはじめ、毎年数々の賞を受賞しており、安全性、定時性、サービスのクオリティ、環境への配慮など様々な面で高い評価を受けている。
公式ホームページ: http://www.airnewzealand.jp
Facebook:https://www.facebook.com/AirNZJP
参照元:ニュースリリース
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